化粧土を使った、刷毛目・象嵌(三島手)・掻き落とし等の作品


化粧土を使った色々な技法

刷毛目: 化粧土を刷毛や、藁筆などで一気に塗る技法です。
三島手: 生地に、線彫りや、印花(スタンプ)等で文様を付け、化粧土を塗り込んで文様をつける技法です
掻き落とし:白化粧を塗り、絵や文様を付け 不要な白土を掻きべらなどで落とした技法。。

粘土が白であれば、黒の化粧土、赤で有れば、白の化粧土を使うのが一般的です。これらの作品に共通しているのは化粧土を使うと言う事です。 白と黒が一般的ですが、緑やピンク等のものもあります。

三島手、掻き落とし

P10300291皿の中央に、印花で花模様を押し、白化粧土を塗りこみ、乾いた段階で、スチールウールで不要な化粧土を落としました。
外周と裏には、黒の化粧土を施し、化粧土が半乾きの状態で、、跳びカンナを掛けます。跳びカンナは、一回限りの勝負で、触れば触る程悪くなります。

粘土: 赤 化粧土: 白、黒化粧土、 釉薬:石灰透明

内部全面に印花を押したお皿

P10300261
作陶後、半乾きになったら、印花を押します。お皿が曲がらないように印花を押す部分の外側を支えて。 又、底の部分は、高台を削る前に印花をします。
高台や外側の削りが、有る程度、表面が固くなったら
化粧土を塗ります。

印花と化粧土の落とし方のヒント

陶芸本には、化粧土の掻落としはカンナで削ると書いてますが、この方法は難しく、削りすぎて文様を消したり、文様をつぶしてします事もあります。
台所用の鍋焦げ落とし用の”スチールウールを使います。 作品と化粧土がある乾燥したら、スチールウールで、不要な化粧土を落とします。 丁寧な仕上げで、化粧土が落ち、細かな文様が浮き上がってくるのは楽しくなります。

この方法であれば、作品が完全に乾燥するくらいの方が作業はしやすいでしょう。 でも、素焼きの前にやる事をお忘れなく。

化粧土とは

化粧土とは、陶土の液です。 エンゴーべとも言うそうです。 非常に耐火性が高い為、釉薬のように溶けません。材料は、カオリンや陶石などの白い石が主原料で
粘りを持たせる蛙目粘土や白木節粘土が加えられたもの。
元々は、白いやきものへの憧れから、色のある粘土を白く見せる為の技法。

印花と三島手

印花紋を押したものを花三島、手で彫を入れたものを彫三島と言うそうです。

三島手は朝鮮から、伝わった陶芸の技法で、半乾きの素地に印花等の印判を当て彫り模様を入れ、化粧土を塗りこんでその文様を出す技法です。 三島手の由来は、昔、三島大社が領布していた暦に似ていたので、名つけられたと言われます。

掻き落とし

掻き落とし 中央に、白化粧、周囲と裏が黒化粧土を掛けた作品です。 花の文様の部分が白化粧土を塗り、周りの化粧土を削りべらで、掻き落としたものです。
軟らかな竹串などで、白化粧の部分に絵を描き、ある程度乾いたら、不要な化粧土をへらやカンナで落とします。
P10300271

掻きおとさず、線だけでも文様を残せます。ですから、これは、線彫りと言った方が正しいでしょう。


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