南部生涯学習センター 2016年陶芸教室 テーマ作品 筒物


作品テーマ: 紐作りによる筒上げ

第一回目のテーマは筒上げです。 筒上げは陶芸の紐作りでの最も基本中の基本と言える技術です。筒上げは、粘土の紐を積み上げて行って、文字通り、円柱に立ち上げて行って円筒の作品を作ります。

この円柱が出来れば、花瓶や、マグカップなどの丸い作品に応用できます。でも、垂直に真っ直ぐに薄く立ち上げて行くには、技術力が必要で、長年陶芸をやっている人でもなかなか上手く行きません。

多いのが芯が振れたり、積み上げて行く作業で横へ横へと広がって行き、ふにゃふにゃな訳の分からない作品になります。

筒上げの基本技術

2~3のコツを覚えれば、そんなに難しくないのですが、教えて貰っても中々出来ない人が多いと思います。 基本的な紐作りの要領は省略しますが、以下の事を覚えて下さい。

  • 高台の形状を決めておきましょう。 高台なのか、碁け底なのか(囲碁のi碁の入れ物の形状から来た名称、後家ではありません。)高台10mm、碁け5mm(内側に押し込んで仕上げます)
  • 底の部分は真円にします。 これに紐を積むのですが内側は木小手で、真っ直ぐに仕上げます
  • そして、外は削りで仕上げます。紐作ですから厚みは均一ではありません。 ですから、内側を真っ直ぐにすれば、厚みの厚い部分は外側に飛び出ます。それを、削りカンナで削ります。 これが第一のコツ
  • 紐積みですが、紐を積んだら、継ぎ目を内外から綺麗に均します。そして、内側は親指で、外側は人差し指と中指で挟み厚みを均一にして行きます。 これが最も大事な作業になります。 土を挟むと、その圧力で、土はへそして、上へ伸びて行きます
    ここが大事なポイントです。ただ挟んで、締めながら伸ばすだけではダメです。両手で土を挟み、そして両手を寄せて行きますす(親指を寄せて行く感じ)。これで、横へ広がろうとした土を押さえることが出来ます。 これが、最も大事なポイントです。もう一度、両手で挟んだ土を寄せて締めて行く。。。これができれば土は、上にしか伸びて行きません
  • 後は、内側を小手で仕上げ、外は削りと小手で、この作業を数回繰り返して行けば、均一な厚みで真っ直ぐに芯がブレルことなく積み上がって行きます。 兎に角、紐一本ずつ丁寧に仕上げて行きます。

今週の作品 筒上げ花器

CIMG2268正面写真 如何でしょう? 筒上げも上手く行きました。

粘土:信楽白 化粧土: 黒、白 文様: 墨流し

黒化粧の上から、薄く溶いた白化粧を掛けて、墨流しをしています。 白と黒の混じりが少ないですが、何やら、黒をバックに白い花が咲いたように見えます。

黒化粧土を塗り、もう少し、薄く溶いた黒化粧土を塗れば、もっと上手く混じりあったでしょう。

本焼きが上がったような作品になりました。

 

CIMG2270少し、斜め上からの撮影です。

この花瓶は一本の作品見えますが、ちょっとしたトリックがあります。 実は、3つの部品になってます。 本体の筒上げ、真中に穴の開いた上蓋、そして、首。 当初は上蓋までの予定だったのですが、時間を持て余し、首の部分を別に作り、嵌めこんであります。 接着はありません。

乾燥や、化粧土でくっ付くかも知れませんが、それはそれなりにOkayです。

このまま、素焼きをして出来あがりの雰囲気がよければ、無釉薬で、焼き締め。 又は、石灰透明で仕上げたいと思います。

まとめ

  • 筒上げの基本を覚えましょう。これが出来れば、どんな作品も綺麗に仕上がります
  • 墨流しは、白、黒化粧土とも通常より薄くしましょう。

「南部生涯学習センター 2016年陶芸教室 テーマ作品 筒物」への9件のフィードバック

  1. 筒上げの基本技術の動画、私には長くは有りませんでした。ついつい見入ってしまいました。此処ではこの道具、こんな所ではこんな道具を使うんだ等々、私にも出来るんだと錯覚しそうです。言うは易しですね。

    1. 真○○さん

      初めてのコメント有難うございます。 参考になって幸甚です。 寄せると言う部分の説明が難しいのですが、動画や説明を見て分かりますか? この記事の筒物見たいのものも一度、チャレンジして見て下さい。 

      作品の投稿も待ってます。 気楽に作品の写真を送って下さい。 できれば、簡単なコメントを付けて。 今回のメールアドレス(norman.tomita@gmail.com)に送って戴ければ、こちらでアップします。

      表示されるハンドルネームは、ワンちゃんにしました。 念の為に。。

      1. 以前同じクラスの時、ノーマン氏に寄せると言う事を教えて頂きました。だから私的には凄く理解出来ます。上手く表現出来ていると思います。初心者にも丁寧な説明だと。

        1. それは良かったです。 時々慌てて投稿しますので、誤字があったり、内容が不十分であったりしますので、遠慮なく、ご指導下さい。
          そろそろ、愛犬ゆうたさんの作品も載せましょうか。 次回の南部陶芸教室での本焼きでも結構ですが、是非ご検討下さい。
          所で、コメントの記載でお願いがあります。 コメント記載の場合はその記事の横タイトル直下(左)のコメントをクリックして戴いた方が、後からのコミュニケや、その記事に関連した記事のコメントが読めます。 書いても、コメントが表示されない場合は、他の記事に書いた可能性があります。
          転記出来るか、専門家に聞いているのですが、その方法が今のところ分かりません。 宜しくお願いします。
          ノーマンリッチ

          1. ノーマンさん今晩は。私事で申し訳有りません7月1日(金)~7月6日(水)
            七夕技芸展が開催されます。サンプラザ3号館5階。私も出品します。しゃれいめいと倶楽部と言うチームで、高さ45cm巾21cmの3階建のお城風のあかりです。紐作りで作陶しました。これも又、又ノーマン氏の紐作りの動画は間にあいませんでした。お時間が有りましたら見て下さい。

  2. 今晩はノーマンさん このブログで、いろいろな陶芸展の情報が入手できるのは、ありがたいですね。

    1. Yokkoさん

      先日の教室では、余計な手出しすみませんでした。 ついでにもう一つの展示会 Panasonic Groupの展示会が開催されてます。 南部の先生たちも多く出展されてます。 守口辺りにお出かけの際には見て上げて下さい。

      第27回松愛会 陶芸・水墨画合同展 6月23日から28日まで
      守口のアゴーラホテル(守口駅前の旧守口プリンスホテル)

      雲皿とお雛様の掲載をしませんか? Eメールで、写真と簡単な寸評を書いて送って下さい。

  3. 今晩はノーマンさん。本日釉薬を掛けて来ました。掛け終わった後で我々は窯出しの手伝いをしました。そうしたら教室では、「わあ~きや~凄い○○さんも来て」と呼ばれ行ってみるとスープカップが2ツこれ凄いでしょう見てみて、私は直ぐに誰の作品か解りました。先生がいらっして技法を説明されてました。私はもうノーマン氏のブログで勉強していたのであまりびっくり感はありませんでした。しかし凄いノーマン氏の作品でした。

    1. コメント有難うございます。

      それは”びっくらぽん”ですな。 ポケモンでも南部の陶芸教室で出たかと思いました。 そんなに褒めて戴くほどの作品ではないと思いますが
      誰かの他の人と間違ってませんか? 一度、試してください。 面白いですよ。。明日は、私たちも釉掛けです。 良い作品が出来たらよいのですが。。

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