象嵌 プロ級の三島手のやり方・ノーハウ これだけは知っておきたい


象嵌(ぞうがん) 三島手とは

象嵌は、半乾きの作品に、線彫りしたり印を押したりして、へこませた部分や線の溝に粘土や、化粧土を埋め込む技法です。 化粧土を使った代表的な、陶芸の技法の一つです。

象嵌の技法でも、三島手と言われる装飾が有名です。

三島手は朝鮮から、伝わった陶芸の技法で、半乾きの素地に印花等の印判を当て彫り模様を入れ、化粧土を塗りこんでその文様を出す技法です。 三島手の由来は、昔、三島大社が領布していた暦に似ていたので、名付けられたと言われます。

印花とは、印板とも言いますが、多くのものが花の形を模したものが多く、花の印と言う意味でこのように呼ばれます。 線の模様などと組み合わせて、そこに、化粧土を埋め込んでやる伝統的な技術です。

印花皿
印花皿

25cm程の赤土のお皿に、印花を押して、白化粧を埋め込み、乾燥させて、仕上げは透明の釉薬で本焼きをします。 技術的に手順さえ身につければ、簡単な技法です。

印花⇒陶芸の道具を見て下さい

印花は、陶芸ショップなどで色々と販売されてます。 初心者の方はプラスチック製の印花のセットが陶芸ショップで販売されてますので、購入してもよいと思います。 価格は1500円程度でしょう。その他、自宅にあるいろいろ道具を使って、印花の代わりにも出来ます。

自作しよう: 陶芸で余り土がでますね。 それを、ソーセージ位の円柱にしてナイフで、5~10cm程に切り、その端面に、ナイフやポンスなどで文様を作ります。 印鑑の文字よりも少し深い位がいいでしょう。 そして、それを乾かせば、印花の出来あがりです。 まだ分かりにくい人は、自分の印鑑を粘土に押したら、名前が押せますよね。。これです。

文様のアイデアが浮かばない方は、陶芸ショップのホームページを開いて印花を探します。そこには、文様の形が載ってますので、そこからヒントを探して下さい。

三島手の手順 粘土の硬さがポイント 印花は浅からず、深からず。 化粧土はやや濃い目

  • 作陶をして、削り終えたら、印花を押します
  • 印花は素地が硬くなり過ぎると、へこみにくくなる為、少し柔らかめで、印花します
  • 上のお皿であれば、作陶が終われば、内部は削りませんの、少し、乾燥させ、切り糸で切る前に印花しました。 この段階で印花した方が安定していて作業がし易いと思います
  • 縁の方は、印花を押す力で変形する可能性がありますので、外側から手のひらで支えてやります
  • 素地が薄すぎると印花を押した裏の部分が、でこぼこになる可能性もありますので、気持厚めにします。 厚すぎても、作品が重くなりすぎますのでご注意を
  • 印花のへこみは、浅すぎても深すぎてもダメです。 浅いと化粧土を落とした時も文様が消えます。深すぎても、全体がへこみになって文様になりません
  • 印花や線彫り(竹ぐしなどで)が終わったら、少し乾かし、そして印花のへこみや溝の部分に化粧土を塗って、へこみを埋めてやります
  • この後のやり方は、通常は、ゴムべらで不要な化粧土をこそぎ取り、化粧土の表面がべたつか無くなるまで乾燥させ、そののち、残った表面の化粧土を、掻きべらで削りとり、文様を出して行きます。 少しずつ丁寧に

化粧土

一般的に、赤土であれば白化粧土を、白土であれば黒化粧を。。その他にも、ピンク、グリーン等ありますから、目立つ色をを使って下さい。

そして、高台や、外側の削りが終わったらた段階で、有る程度、表面が固くなったら化粧土を塗ります。

絶対やってはいけない化粧土の塗り方。完全に乾燥した段階で化粧土を塗ると、急激に素地が水分を吸い、作品が割れてしまいます。 化粧土はあくまでも、半乾きの段階までです。

化粧土の落とし方の裏ワザ

Hint!!どこの家庭の台所でもある、鍋の焦げ落とし様の『スチールウール』を使います。

  • この時は化粧土を塗り、一週間ほどおき、完全に乾燥させます。
  • その後、スチールウールで、少しずつ丁寧に表面の化粧土を落としていきます。 文様が少しずつ浮かび上がって来ますよ。完璧を求め過ぎると、文様を消してしまいます。 残った化粧土も一つの景色となりますので、ほどほどに
  • この方がまず失敗はありません

いきなり、プロ級の作品が出来ます。 一つだけ、削り落とした土は再生して使ってはいけません。スチールウールの鉄分が入ってしまって、焼成で黒いぶつぶつの鉄分が出て来ます。

豆知識:印花紋を押したものを花三島、手で彫を入れたものを彫三島と言うそうです


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