フルーツボール たたら作り 再挑戦


南部陶芸教室で、見事に失敗したフルーツボールを再度つくる事にしました。 たたら作りは最低の道具で作れますので、家でも時間があれば、誰でも出来ます。 簡単に写真を使いながら説明します。 その前の失敗の原因をりビューすると

  • たたら(粘土を薄く伸ばした、粘土板)が5mmと作品の大きさの割には薄すぎた
  • カットをして張り付けた部分の強度が弱かった。 ドべでの接着不足
  • 3点留めの脚が、全体の重量を支えきれず、大きく変形した

以上が失敗の大きな理由と考えてますが、陶芸教室の先生は1kgの5mmのたたら板では無理だと言われてます。 天の邪鬼の私であれば、そう言われれば、逆にもう一度やって見たく思います。 残念ながら、素焼きの型が自宅にはありませんし、信楽の赤粘土もありませんので、次のものを準備しました。 余計な事かも知れませんが、これから、自宅で陶芸をやりたい人の為に少し詳しく書きます。 ベテランの方は飛ばして下さい。

  • 道具: 麺棒、5mmの板2本(粘土を薄く伸ばすのに使います)、サラシの風呂敷 一枚、針(陶芸用、千枚通しでも良い)、洗面器など(成形に使います)中華鍋なんかでも良いです。
  • 陶芸用粘土 (1kg)、化粧土(印花をしないなら要りません) 化粧土

作陶の手順

一部、写真がありませんが、作陶の手順が大まかに分かるでしょう。

たたら板つくり

CIMG2676 粘土をサラシの上で叩いて、伸ばして行きます。上から手のひらで叩くだけではなく、空手チョップの様に斜め方向に叩いて、粘土を丸く広げて行きます。 最初は10mm程度の厚さで。 ある程度広がったら、麺棒で365度の方向に伸ばして型紙の大きさに、伸ばして行きます。

紙型の事前準備

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粘土板の上に、載せているのが事前に準備しておいた型紙です。 自分の作品デザインに応じて、必ず準備しておきます。 30cmの定規とコンパスがあれば大丈夫です。 この型紙の直径は300mmです。 フルーツボールのそこになる部分が200mmほどですので、コンパスで線を入れておきます。

型紙に合わせて、粘土板のカット

CIMG2678型紙がないと、この作品の縁の部分の花弁見たいの成形が上手く出来ません。 まずはこの型紙に合わせて、粘土板を全体に丸く延ばして行きます。 この時、麺棒で伸ばす時は、色々な方向にしっかりと伸ばして、土を締めて行きます。

適当にカットしても良いのですが、成形をするのに苦労します。 急がば回れで、型紙を作ることで、構想力も高まり良い作品作りにもつながります。

カット後

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型紙に合わせて、針で切ります。 ナイフで切っても良いのですが、ナイフはある程度の幅がありますので、曲線は切り難くなります。 連続で切った方が、端面が綺麗に仕上がります。

切り取った粘土は、すぐに乾燥しますので、ビニール袋に入れて硬化を防ぎます。 固くなった粘土は、ビニール袋に入れて、水をスプレーしておけば、柔らかくなります。(土を無駄にしないヒントです)

目安線

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私の場合は印花をしますので、コンパスと物差しで、目安になる線を入れておきます。 この方が印花の間隔なども綺麗に均等に入れることが出来ます。

又、もう一つ大事な事は、フルーツボールの底の部分にコンパスで線を入れておきます。切り終えた粘土板を中央に置くのは以外に難しく、例えば、洗面器の底が、直径200mmであれば、コンパスで半径100mmの線を入れておけば、この線に洗面器を当てて板では挟んでひっくり返せば、中心が出ます。

中心ポイントに厚手の紙を敷いて、コンパスの針をセットすれば、粘土に穴が開いたり、芯がずれたりすることはありません。

印花 装飾

CIMG2683 印花をします。 手に持っているのが素焼きの印花で、自分で作ったりします。

その文様が、花もものが多く、印花と言います。 印鑑見たいなもので、子供用のハンコ見たいなものがあれば、何でも使えます。

装飾完了たたら板

CIMG2686

印花とポンスでの穴あけが終わりました。 その他、竹櫛などで、線を入れたり、色々な装飾をします。

何故この時点で、この様な作業をするかと言うと簡単だからです。

成形した後にやることも出来ますが、折角、綺麗に成形したのにこの作業で、歪んでしまいます。 その上に、型に押しつけて成形した後は、放置してある程度乾燥をさせる必要もありますので、その間、内部への印花などは出来なくなります。

型による成形と、化粧土

CIMG2688上記の粘土板に洗面器を載せて、ひっくり返して、全体をサラシの上から、軽く全体を少しずつ抑えて言って成形をしました。 カットした部分には、ドべを塗って、しっかりと押さえて成形をしました。 一時間ほど、サラシを掛けたまま放置して、少し乾燥させました。 これ以上乾燥させると、粘土が縮みますので、その縮みで、型に嵌めておくと割れてしまします。
ですから、外して板の上に乗せても型がつぶれない様な固さになれば、洗面器から外します。

こんな感じで仕上がりました。 そして、印花の部分に黒化粧土を塗ります。

半乾燥の作品

CIMG2689化粧土は、白粘土であれば、黒。 赤粘土であれば、白化粧土を使います。
化粧土を印花を押して凹ませた部分に、化粧土を埋めるような事です。

全体が乾燥すれば、台所用の鍋の焦げ落としに使われる、スチールウールで、余分な化粧土を落とします。
そうすると、花文様が綺麗に浮かびあがって来ます。 この写真は、サラシを掛けた作品を一晩放置して、半乾きになった状態で、スチールウールで軽く全体を仕上げてます。

少しデザインを変えてます。 又、失敗の最大の原因の脚は付けてません。

この後の作業は、後日アップします。 作品が完全に乾くのに数日を要します。

それでは(^_^)


「フルーツボール たたら作り 再挑戦」への1件のフィードバック

  1. 懇切丁寧な説明文と写真で、凄く分かり易かったです。

    私も、ゆっくり作陶できる環境で、チャレンジしようと思います。

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