楽寿荘陶芸教室 10月 球形花器


楽寿荘10月度の教室です。 先日の枚方工芸展の出展作品を参考にして、花器を製作することにしました。 土は半磁土1kgですので、果たしてこのサイズでどの程度の作品が出来るか、陶芸の腕の見せどころです。

cimg3040手回し轆轤で、底を7mmにしました。 二つの目的があって、①高台の削りを止め、碁笥底にする ②土を出来るだけ無駄にしない。
こんな感じで、紐作りで、出来るだけ薄く積み上げ締めていきました。
cimg3041

 

綺麗に積みあがって、これを膨らまして円形に。。壁厚は5mm位に均一に仕上がってます。 このように円形にして、完全に閉じてしまうと、内部に空気が閉じ込められて大きな形の変形は出ません。 ただし、全体の重みが腰の部分に掛かって、腰の部分が落ちる可能性があります。

写真では、まん丸ですが、少し重心が偏ってしまいました。 といっても、轆轤を回さない限りはそんなに目立つわけでは在りません。 少し、腰の部分をドライヤーで、乾燥させながら進めた方がよかったかも知れません。

このように、粘土で薄く球体をつくることを”風船”をつくると言います。 風船をつくるのは、筒上げがある程度マスターしていないと難しいのですが、筒上げと、この風船をつくる技術力があれが、大きな花瓶などをつくることも可能になります。

cimg3042自分の意図する形状になったら、ドライヤード乾かして、少し硬くします。 と言っても半乾き以下です。 このまま、次の作業に入ると、球体が潰れてしまいます。 特に腰から、胴の部分に轆轤を回しながら、ドライヤーを当て。。ある程度、硬くなったら、球体に針で穴を開けます。 目的は、乾燥で全体の大きさが小さくなると、内部の気圧が上がって、どこかにヒビが入って割れの原因になります。

上部に丸穴を開ける予定でしたので、とっぺんに針で穴を開けました。 ここで裏技。。もし、何かの加減で。球体の表面を凹ませたら。。。天辺にストローサイズ(小さいストロー)の穴を開けてやって。ストローを差込、空気が抜けないようにストローの周りを粘土で塞いでやって、ストローから、空気を吹き込んでやれば、球体が膨らみます。 吹き込む力は加減してやってください。
以外に簡単に、元にもどせますよ。。

cimg3043形が出来上がったら、仕上げです。 腰から、高台の部分の余計な土を削ってやります。 必要であれば、腰、肩、首(この場合はありません)まで削ります。 この作品は、かなり薄く作ってますので下部の部分のみの削りです。

削りがおわれば、化粧土をするのであればこの段階でやります。 この作品の場合は、黒化粧を。。実は、更に、白化粧土で刷毛目をつけたのですが、もう一つ気に入りませんので、化粧土を削り落として、飛びカンナを掛けました。 上部に花を挿しいれるる穴を、ゴルフボール大の穴を、針で、そして、左右にピンポン球大を一個ずつ開けました。

装飾を兼ねて、つるの取っ手をつけるL字プレートを2個つけました。(今見るともう少し、短かった方が良かったかなと思ってます)。 重厚感のあるいい作品だと思います。 素焼きがあがったら、白化粧土の刷毛目をつけるかもしれません。 でも、飛びカンナに刷毛目では、ちょっとしつこくなるかも。。。 飛びカンナは少し深めに(少し、抑える力を強く)して、結構、この文様が主張してます。


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