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本焼き作品
こんなに綺麗な作品になりました。 途中ではいろいろと失敗はありますけど。。その話をしましょう。
失敗 1: 釉薬 当初の予定は、織部と黄瀬戸の予定だったんですが、話をしながら、施釉をしていたら、イラボの半掛けをしてしまいました。 結果オーライといった感じで、イラボも悪くありません。
失敗 2: 施釉の順番が、織部の半掛けをして、イラボを掛けましたが、イラボ、織部の方が掛け分けがスパッと綺麗になったでしょう。 でも、イラボに織部の掛かった部分も悪くはありませんね。
失敗 3: 掛け分けは良かったのですが、1:2のほうが良かったかなと思ってます。 織部 1、イラボ 2
失敗 4: タンパンが間に合いませんでした。 タンパンと黄瀬戸を考えていたのですが。
作品概要: 直径160mm 高さ15mm 厚み 3mm 重さ240㌘
釉薬:織部、イラボ
コメント:
飛びカンナの文様が、両面ともに綺麗な作品です。 飛びカンナについて、『素地に飛びカンナをかけると失敗はありません。』 言ったのは、こういうことです。特に、織部や、飴釉などは綺麗に出ます。 (飛びカンナに興味がある方は、上のメニューから、飛びかんなをクリックしてください。 詳細な説明や、Youtubeの動画のリンクなどもあります。)
口縁の部分に少し歪みが出てますが、厚みが3mmほどですので、こんなもんでしょう。
施釉
飛びカンナの文様を生かす、釉薬を選びました。 チョイスとしては、透明系の3号石灰透明、織部、黄瀬戸、イラボですが、単色では面白くないので、掛け分けをすることにしました。
一つは織部、二つ目は、黄瀬戸にするかイラボにするか、迷ったのですが、黄瀬戸では、大人しすぎるのでイラボにしました。
電動轆轤での作陶と、飛びカンナ
電動ろくろでの作陶です。 出来るだけ、薄く品の良い作品作りをしました。 出来は思い通りの出来です。
お皿の両面に飛びカンナが施してあります。 化粧土なしに素地に化粧土を掛けました。この方法では、飛びカンナの失敗はありません。 削りが終わった後が乾燥の度合いは定期等で、何度でも、気に入ったパターンが出るまで、飛びカンナを掛けれます。
びっくりする程綺麗な飛びカンナがかかりますよ。
この作品は、黄瀬戸を掛け、タンパンで装飾します。 線彫りはしてませんので、薄めのタンパンで”ぐい呑み手”の予定です。
黄瀬戸が飛びかんな文様を綺麗に浮かび上がらせてくれることを期待して。。。高台は削り高台です。。。