瓢形瓶(高麗)二体成型の技法


二体型 成型技法でつくる花瓶

 瓢箪形の花入(置物)にチャレンジして見ました。

 作品としては、電動ろくろで作った方が綺麗に作れるかも知れませんが、陶芸教室の作品ですので、手回し轆轤での作品です。

 高さは30cm+の高さで、これ位の作品になると芯を出して形を作って行くのが結構難しくなります。 袋もので花瓶や徳利をつくれないと難しかも知れません

粘土:半磁土1kg
(作陶完了時900g)
高さ: 320mm
直径: 下部胴 120mm

瓢箪型から、少し形を変えて、少しスリムな形にして、最後の削り仕上げの後、全面に筋彫りをして見ました。  高麗の瓢型瓶とは全く違った雰囲気です。 底は、碁笥底として、紐作りの時点で高台は5mmの厚みで成型をしました。これだけの高さであれば、高台の削りは無理です。

作り型 一体型と二体型

作り型には一体で作る方法と二つに分けてつくるやり方があります。 電動轆轤でもこれだけの高さになってくるとそう簡単ではありません。 30cm以上の作品であれば、筒上げで35cm以上上げる必要です。そこからは、膨らませたい、すぼめたりするのは、電動轆轤がもっとも得意とするところですので、後は簡単ですが、30cm以上の筒上げが大変です。

二体型 成型のやり方

2体型は二つろくろ法として古くから大きな壺などを作る時利用された技法で、上下を別々に作り貼り合わせて成型をする技法です。この2体型であれば、電動でも手回しでもある程度簡単に背の高い作品や、口縁の大きな異形の作品が出来ます。

 

  1. 土台となる下の部分を徳利を作るようにして作ります。(右の写真)次に、別の轆轤で、上部を作り切り離して、下の徳利の口に接合します。
  2. 組み立ては、下の徳利の部分をヘヤ―ドライヤーで乾燥させて載せます。
  3. 接合が出来たら、接合部近くから柄小手などを使って膨らませます。
  4. そして、上部の成型も、ドライヤーで少し乾燥させ、徐々に上へ成型をして行きます。左手の人差し指を口の中に入れ、親指で挟みます。そして、右手の親指で土を寄せて行って細くしていきます。かなり難しい部分です。 当然、芯を出し均一な厚みにして行きます。
  5. 最後は、針で口を切り鞣し皮で締めて完成です。こちらの方が手回し轆轤にあった技法かも知れません。

二体型 成型の作品

このような二体成型の花入はルーシーリーも沢山作ってますね。この作品は以前に作った作品ですが、接合する部分と部品を変えればいろいろな作品が作れます。

造形と施釉は改善の余地大ですね。取り敢えず、こんな作品が出来ると言う

こちらも30cm位の作品ですが、手回し轆轤でしたの鶴首を作り、上は5mmのたたらで、レース文様を付け、接合してます。横には耳を付け、遊環を付けて見ました。振るとからからと高い綺麗な音がなります。 不幸にも落として上の部分を割ってしまいました。 そこで、漆で金継ぎをしてます。ついでに金粉を蒔いて、レース文様を金(真鍮粉)で仕上げました。

写真では分かり難にくいですが、光が当たると金色の文様が浮かび上がります。

釉薬は緋色。 もう少し、薄くして備前風に仕上げたかったのですが濃くなってしまいました。

Have a nice pottery day!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です