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アップローチの重要性を論理的に考えよう
ゴルフでのアプローチとパットの重要性は、だれでもわかってます。でも練習場に行ったら、ドライバーやアイアンの練習ばかりしている人は多いですね。
何故、それは分かっているつもりだからなんです。
少し、スコアー的に考察しましょう。この11ホールをアプローチで寄せて、ワンパットでパーを取るのが理想的なアプローチですね。
グリーンに乗らないのは論外ですが、乗っても全て2パットであれば、これだけで、11ホールがボギーとなり、他のホールは全て完璧なパーでも、スコアーは最終スコアーは83.
グリーンに乗ったら、全てワンパットで行けるなら別ですけど。現実世界あり得ない。アプローチの技術を磨いて、1パットが5ホールあったとしても、78
それに、アプローチでざっくりトップをしたら、更に++。 おまけに、バンカーに入れたり、トップしたりしたら、悲惨。 こんな感じで失敗いの要素を足していったらきりがないと言うことになります。
シングルレベルのゴルファー、それも5下は、グリーンを外してしぶとく、パーを拾ってきます。
ですから、アプローチを磨くだけで、5~10打のストロークは改善出来ます。これって大きいですよ。90で回る腕であれば、Low80のスコアーで、85以下であれば、70台のシングルへ
本当に上手い人は、1m以内に入って来ます。となると、パーセーブ率や、短いパー5のホールでのバーティーの数が上がって来ます。
アプローチの上達こそが上手いゴルファーへの近道
ハイハンディとローハンディゴルファーの大きな違いはショートゲームです。
5下のハンディーキャップのゴルファーは30ヤード以内のショートアプローチが特に上手く、グリーン周りからのアプローチはほぼ、90%位はワンクラブに寄せて来ます。
この違いの理由は二つの要素があると思います。 アプローチの技術とメンタルです。上級者は、まず、アプローチの練習量が違います。練習量に裏打ちされた技術と自身で、ポジティブな連鎖が、そして、技術力の低いハイハンディーゴルファーは、失敗の頻度も多く、負の連鎖が始まります。
ですから、アプローチが上手くなる為には、練習量を増やして、技術力を高める為のフィジカルとメンタルの2面からの強化が必要になります。
技術力 & フィジカル強化編
ハンディーキャップ+3のゴルファーと言えば、ゴルフクラブに一人か二人程いるトップアマか、プロレベルのゴルファーです。
単純な計算で行けば、パー72のコースを平均的に70前後で回り、そして、大きなメジャーなタイトルを取ったり、全国レベルの競技会にでるレベルのゴルファーです。
以前は、このプロと週一回は回るチャンスがあり、その時教えて頂いたポイントを紹介して見ます。この人のアプローチ、パットの上手い事。 アプローチは全て、ホールをめがけてボールが転がって来ます。以前は頻繁にチップインをしてました。
この人に取っては、アプローチは入れに行くショットなんですね。それも、上げて止めたり、逆にスピンをほどいてボール走らせたり自由自在で、まずボギーはありません。だから、プラスハンディーなんですけど。
毎週アプローチも教わるのですが、中々コツがつかめません。私も含め、他の全員がシングルの下の方の実力があるのですが、歴然とした違いが今でもあります。
あなたも活かせるHDCP+3のアプローチのコツ
- アプローチは手先で打たない:
ボールを手先で上げに行ったり、ボールを打ちに行ったら絶対にダメです。 - ボールは打たない:
アプローチはゴルフで打ちます。基本的はスウィングの回転で。そして、この回転でボールを引っ張ります。
即ち、ボディーターンで打つと言う事になります。 ボールをて叩いている人は、スピンのコントロールも、柔らかいボールも打てません。
引っ張ってこそ、ボールを運んだり、送り込んだりと、スピンの量も自在に変えることが出来ます。
その為には、クリップをへその前において、手は一切使わず、肩の回転でスウィングをして、その運動な中で、ボールを捕まえる事が大事です。 - スィング中両手首の角度を変えない:
両手の方の手首の角度は、スウィング中、固定をして置きます。手首をインパクトで折る人が良くいますが、これは絶対に不可です。
これは、明らかに、手先で、ゴルフボールを叩いたり、持ち上げようとした結果です。ボールを上げるのはクラブフェイスのロフトに仕事をさせます。 - ノーコック:
15ヤード以内であれば、ノーコック(手首を固定)で、腕の振り幅だけでも良いアプローチが出来ます。 - パターストロークで打つアプローチ:
10ヤード以内のアプローチは、パターのストロークで打つのもいい方法です。
パターグリップで、パターと同じように。特に、エプロンなどからは、カップも狙えます。カップインしましょう。 - 球の意図する高さを決め、それに合ったアドレス:
高くあげて、柔らかに打つのであれば、ボールを左に寄せて、クラブを若干開き気味にして構えます。 低く、打つのであれば、ボールは右へ - 腕・手の動きは必ず上下:
手や腕だけでテークバックを取ってはダメです。 クラブヘッドの動きは、上下だけ、 横への動きはありません。このプロは手の動きは、バスケットボールのドリブルだよと教えてくれます(上下運動)
テークバックでは、クラブヘッドは上に上がります。横へ動くのは、それに体の回転が加わって、さも手が横に動いて(手だけで)いるだけで、手と腕だけでテークバックをしているように見えます。
手とクラブは、両肩の間から、外れません。手だけが横に動く事を、このプロは、腹切りの動作と言ってます。 - 手、腕、肩が一体となり、クラブがテークバック:
この上半身の回転がなければ、クラブは上下にしか動きません。体の回転と共にクラブヘッドは上に上がります。 - アプローチのアドレス:
若干左足体重でアドレスをして、体の回転で、クラブヘッドが上から降りてくる様にアドレスをします。
両手は、しっかりとへその前に固定して、上半身の回転だけでテークバクをします。
そして、ダウンスイングは、軽い左ヒップの回転(ボディーターン)で、手首を固定したまま打ちます。 このプロはへそで打つと表現します。
体重移動は、もともと左足に体重がかかってますので必要ありません。
アプローチの上達する練習方法
1.練習球の半分をアプローチの練習:
15、20、30、40ヤードの練習を、アプローチウェッジ(52度)等 一本のクラブのみで練習します。
2.イメージショットの練習:
スイングを作りには、3回のイメージショット(素振り)をして、自分のスウィングのチェックをします。 ボールを打つとどうしても、その結果ばかりを追い求めます。 ですから、3回素振りをして、そのイメージのまま、一球打ちます。イメージショットでは、アドレス、ハンドポジション、手首の角度、そしてボディーターンなど、先述のチェックポイントを確認しながら、素振りをします。イメージショットは、自分のターゲットに100%ボールが落ちることをイメージします。
3.腕、手、クラブの動きの練習:
アドレスポジションでクラブをその場で上下させます。この縦の動きをやってください。その上で、今度は手の上下に加えて、腕、肩をターンさせて、テークバックをします。これで、手の動きと体の動きが分かると思います。
4.ダウンスウィングから、フォアワードスウィング練習:
手をトップの位置で止めて、左ヒップを後ろに引く感じ(ヒップの回転)で、ダウンスウィングします。この回転で打つと、インパクトは、スウィングプレンの中で、捉えることになります。 これで、クラブフェイスで、ボールを引っ張る事が出来ます。又、クラブフェイスは上から入り、クラブフェイスのロフトで、ボールが上がります。
5.手首の角度:
スウィングの途中は、手首の角度は固定して、手首は使いません。インパクトはアドレスの前姿勢を保って、顎の高さが変わらないようにしましょう。
6.ボールポジションの練習:
スイングが出来て来たら、ボールのポジションを変えて、球の高さやスピン量などを確認します。
7.距離の打ち分け練習:
距離はテークバックの大きさで決まます。 ヘッドが膝の高さ、腰の高さ、腰の高さでコックをいれた場合など、そして、時計の針の九時、10時、11時、そしてフルショットと言った自分なりの基準を作りましょう。
まずは、サンドウェッジや、アップローチウェッジで自分なりの目安を持ちましょう。
距離を意識せずに、例えば、腰の高さまで腕を振り、ノーコックでアプローチをしてください。 5~10球程 ダフリなく打ってミスショットを除いたものの平均距離が、あなたの距離です。
30ヤードなどと距離を決め、テークバックの大きさを調整しながらやるやり方もありますが、距離感のない人や、まだタッチが分からない人には、この逆のやり方が良いでしょう。
練習場所とアプローチの善し悪しのチェック(PDCA)
アプローチは練習はマットの上ではなく、芝生の上か、又は、土の上からの練習が絶対に良いです。探せば、ゴルフ場などで、自由に練習できるところもあります。禁止されていない限り、河原などや原っぱでもできるでしょう。ある程度出来たら、実際にコースで回って成果や課題をチェックします。
ゴルフ場によっては早朝サービスや、薄暮(夕方)サービスなど3000円くらいでラウンド出来るところもありますので練習ラウンドに最適です。
高いゴルフ場に行く必要はありません。9ホールも回れば、十分な練習が出来ます。後ろの組との余裕があれば、2~3球各ホールで練習をします。 当然、同伴者や、回りに迷惑をかけないのが大前提です。
この様に練習をして、練習ラウンドをして、その結果を測り、そして、又、その課題を練習で潰して行く。Plan-Do-Check-Action (PDCA)のサイクルを回して行けば、絶対に上手くなります。
メンタルの強化によるアプローチ力アップ
ゴルフは何と言ってもメンタルゴルフです。 特にアプローチになるとこのメンタルの要素が強く働きます。苦手意識や恐怖心、結果に対するプレッシャーが生み出すミスショット
悪い記憶がよみがえって来て、トップするんじゃないか、ダフルじゃないかと。。恐怖心だらけ。。こうなってくると、体は固まってくるし、手も腕もこちこち、
その結果、いざと言う時に、ヘッドアップはするし、手で叩きにいくし、おまけにクラブヘッドを持ち上げて、ボールを上げようとする。
こうなってくると頭の中は、するなするなのオンパレード。。。となると結果は見えてます。。。。。Oh my God! 又、やちゃった。。 それで、落ち込み。。俺はやっぱり下手だ。。。。と負の連鎖が始まります。
と言う事は、苦手意識を何とか克服して、自信を持って事こそ、メンタルの克服でしょう。。。それには、技術を理解して、繰り返し、繰り返し、練習をするしかありません。
ゴルフはミスのゲームですから、ミスが出ても自虐することがないようにします。 絶対に自分で下手など口に出してはダメです。 口に出すと、脳がそれを記憶してしまいます。悪いイメージが脳に焼きつきます。
ま~~ たまににはミスをするさ、程度にして忘れましょう。
アプローチはだいたいこの辺に落とそうと気楽に考えた方が、良い結果が出ます上手い人は、11ヤード打つとは言いません。 大体こんな所と言います。 ヤード単位のターゲット設定は、自分に余計なプレッシャーをかける事になります。
アプローチのメンタル強化法
アメリカでは、プロゴルファーにはメンタルトレーナーがついています。 ゴルフだけではなく、多くのプロのアスリートにメンタルトレーナーがついてます。でも、我々、アマチュアーはそう言う訳には行きません。
それではどうする。 日頃からの練習でメンタルの強化をするしかありません。
イメージ3回、ヒット一回の練習
短い距離にターゲットをセットします。 ボールの前で『イメージショット』の素振りを3回します。 単なる素振りではなく、その距離に合ったテークバックを取り、ターゲットにボールが落ちる事をイメージして打ちます。
イメージですので100%ナイスショットです。 3回イメージショットしたら、今度は先程のイメージショット通りのスウィングをします。 これを、何十球も繰り返します。上手く行っても、行かなくてもこの繰り返しです。
上手く行ったら、目標を変えて同じようにイメージショットと実際のショットの繰り返し練習をします。 イメージショットでは、ピンにボールが寄って行く事を頭の中でしっかりと描く事。 描き続ける事で、脳が良いイメージを記憶します。
イメージショットは、100%完璧なショット
合計4回のショットの内、イメージショットは75%ですから、絶対に75%は完璧なショットです
この方法で、自分のストロークに自信が持てるようになり、変な力みがなくなり、スムーズにスウィング出来るようになります。
上の失敗に時の事を考えると、不安と失敗への恐怖心で、手先や、腕はこちこち。 目はうろうろ。。
本番では、アドレスで、素振りをして、この振りならば、あそこへ落とせると言うイメージを持つ事です。3回のイメージ素振りをしても良いでしょう。 プロをテレビで見ていると、数回素振りをして、芝の硬さや、ライの状況を確認して、イメージショットの素振りをしていますね。 これです。。これを練習で養っておく事です。
練習が本グリーンで出来れば、これに越した事はありませんが、練習場では、キャリーのイメージ作りです。 ですから、本番ではグリーンの速さ、傾斜、順目、逆目などを読んで、落ちてからのランを計算して、キャリーで落と場所をしっかりと設定してそこに集中して、素振りをします。
イメージトレーニングが出来たら、ハーフでも練習ラウンドをします。 練習マットで出来たから、本番で出来るかと言えば、答えはNOです。 練習、本番、練習、本番の繰り返ししかありません。
でも今回違うのは日頃からの練習から、イメージとレーニンをしてメンタルの強化をしているのですから、絶対に上手くなります。
色んな本を読んでいると、脳はしてはいけないと言う否定形は認識できないそうです。 ですから、ダフッリ、トップ、ヘッドアップ、。。。。などのしてはいけないと考えたらダメと言うことです。ダフル。。。らないように。。ではなく。 スムーズな自分のスウィングをして、あそこに落とすイメージをしっかりと頭に描き、そのイメージ通りのスイングをします。
メンタルをカバーする考え方とフィジカルな技術
どんなにメンタルの強化をしても、絶対にやってはいけない技術面を押さえておきましょう。
- クラブ選択・状況で確率の最も高い選択:
自分の自信のあるクラブを選択する。 ロフトの大きなものは、角度があればある程、確率が悪くなります。これが不安や自身をなくす結果になります。
パターで打てるのであれば、パタ。 ダフリ、トップがありませんので、強さ加減のみです。パターの次の選択は7~9番でランニング。
前にバンカーがあったり、ラフが深かったら、アプローチウェッジ。 そして最後の選択がサンドウエッジ。
- ヘッドアップは厳禁。
これも自身のなさがなせる結果。練習で、ヘッドアップしない練習を徹底的にやります。ボールを打っても、着地するまで、頭を上げない練習日ごろから、しっかりとやります。 やって見るとこれが難しい。 練習で出来ないものは、本番ではもっとできません。 徹底して練習します。
- 手首や手先で打たない。 30ヤード以内では、基本的にはコックは要りません。 左脚体重でアドレスを取り、ノーコックで腕の振り幅だけで打ちます。この簡単な打ち方は、プレッシャーにも負けません。
- 絶対に持ち上げるスウィングをしない。ボールはクラブのロフトで自然に上がる。。ヘッドに仕事をさせる。ボールを転がすイメージを持った方がいい結果になります。
- クラブの動きは上下。 横の動きは回転で。。。
この記事のまとめ
アプローチの強化のためには、技術的なフィジカル面と、メンタル面の強化が必要です。
この両面の強化のためには、十分な練習量が必要で。まずは兎に角沢山のアプローチ練習をすること。
そして、実コースでのラウンド練習で自信をつける事が必要です。
ミスショットしても大丈夫。ゴルフは所詮ミスのゲーム。。忘れましょう。。何も変えません。偶々、調子が悪かっただけです。
技術的な練習だけではなく、日頃の練習は技術の強化とメンタル強化の練習を!
最後にもう一つ大事なポイントがあります。 それはパット。2m位のパットを徹底的に練習しよう。 2mまでのパットに自信があれば、アプローチに対する余計なプレッシャーを掛ける必要はありません。
アプローチがアバウトで良いとなると、アプローチも自身になります。
これを徹底的にやれば、あなたのシングル入りは近い。