今日は月一度の楽寿荘での陶芸教室の日です。 この陶芸教室の費用は3000円で、好みの粘土1kgで先生の月毎のテーマか、自分の好きな作品をつくることも出来ます。
ま~、自由作品をつくる教室で、この費用に全ての費用が含まれています。 粘土、焼成、釉薬などの費用全て。
今月のテーマは土鍋で、耐熱用の土が準備されていました。私は紐作りの丸い作品は余り好みでないので、最近はもっぱらたたら作りの作品をつくります。 土鍋は土を購入して自宅でエッグベーカーをつくる予定です。
その替わりに、以前につくった14面花器をつくりたいと思います。
これが以前の作品で素焼きまでは完了してますが、これをどのように仕上げるか迷っていて、取り敢えず自宅に保存してあります。
各面の接合部の角がシャープで、洗練された仕上がりです。 この良さを生かすにはどうしたらいいか?
この花瓶はこのような形でも使えます。 首の部分を除けば14面になり、私は勝手に14面花器と言ってます。
作陶の方法はたたら作りで、15個の部品をどべで貼り合わせてつくります。
そして、こちらが本日の作品です。 この作品の特徴は、全てのパーツが5mmのたたらで作られてます。
3枚の長方形を貼り合わせて三角形にしてます。作品としては、一応18面。
そしてたたらには、レースを押し当てて、その文様が出てます。
粘土は信楽の白ですが、今のところ半乾きで色は黒くなってますが、数日で真っ白に乾燥します。
ちょっと、この横置きは首が長くて、余り良くないかも知れませんが、この様な形でも使えます。 上の3角形の板は、取り外せるようにしてますので、取り外して、一輪挿しにも使えるようになってます。
レース文様をつけるだけで、ちょっとエクセントリックな中近東の置物のような雰囲気があります。 もっとも乾いて、施釉をすればイメージはごろっと変わる可能性もあります。
レースの文様をくっきりと出すためには、織部や飴釉などを使った方が文様がくっきりと浮かび上がり綺麗な仕上がりになるのではと思います。 心配は接合部の剥離ですが、たたら板で全ての角を叩き締めしてますので、大丈夫と思います。
この作品の成功のカギは、如何に角をシャープに仕上げるかです。其の意味では、冒頭の作品はほぼ完ぺきな出来ではないかと思います。数を重ねる内に、質が徐々にアップして来ているように思います。
完成したら、このブログに掲載します。