陶芸 粘土遊びでフィーギャー作り


今日は陶芸らしい陶芸の紹介です。 陶芸らしいとは、粘土遊びの延長線みたいな作品で、最近、特に思うのですが、私たち窯元でも作品と陶芸教室は異質なものではないかと思います。

寒い冬の日、童心に返って、そしてご家族で、色々な動物などを粘土で作って見たら如何でしょう? 陶芸をやらない人でも、紙粘土などで作れます。 紙粘土の人は、アクリル絵の具などで着色をすればいいでしょう。

作品群 干支 その他

左の写真のように沢山のフィギャーを作って見ました。 以前から、十二支を全て作って見ようと思っていたんですが、長い休みで時間があるので作り始めたら、あっという間に20個ほどの作品が出来ました。

干支 ネズミ、牛、虎

上のゴルフボールと比較して見て頂ければ分かりますが、ほとんどの作品が小さな可愛い作品です。
正確な作品を作るより、自分のイメージに合った作品を、思い切ってディフォルメしても良いですね。

でも多くの方は、自分の想像では、なかなか特徴が掴みにくいと思います。 ですから、私の場合には、ネットでイラストや写真などを事前にチェックしておいて、それからディフォルメします。

龍、蛇、馬、羊


龍は、どうせ架空の動物ですので、細部にはこだわってません。 口に珠を咥えさせておけばそれなりに見えます。

蛇は余り気に入らないので、もう一作作ってます。 蛇は、余りリアルにすると気持ち悪いですから、結構難し。 着色でも大きく変わりますから、これでも良いかも知れません。

 申(猿)、犬、鳥、猪

申(さる)、犬、鳥、猪こちらのモチーフは面白い。 申が少し難しいけど。 結構特徴があるのにね。

犬は久々に作って見ました。 ”ゆうた”をさらにミニにした感じです。 鶏は結構あちこちで見る形で、着色すれば、いい作品になると思います。 小さな子供が、”ママ。 これ欲しい”って言うかもね。

最後の猪ですが、これは少しデカすぎた。 ので、小さなうり坊を2匹つくり、重ねちゃいました。

猫、フクロウ、蛇

こちらが、ついかの三点。 猫。 何故、12支には猫はいないのでしょう。 何かで解説を聞いた事がありますが、忘れちゃいました。 そして、余った粘土で作ったフクロウと思ったんですが、何やら分からないものになりました。

そして蛇。 やっぱり難しい。 とぐろを巻いている蛇を作って見ました。

ドレス姿の人形

そして、こちらが本日のハイライトのお人形さん。

顔を小さくしましたので、8頭身のスレンダーな女性のドレス姿です。

人間の作品は顔のインプレッションが難しい。目の線一本の入れ方で表情が変わるし、これで出来たと思い化粧土を目に入れただけで、表情が変わってしまった。 これだけ、小さな作品になると目鼻を入れるのは大変です。

でも左腕なんか、結構リアル感のある表現が出来たのではないかと思います。

体のほとんどの部分が衣服で覆われてますので、顔以外はそれほど難しくありません。

龍、猫、ネズミのフィギャー作り

 

昨日も作ったこのフィギャーですが、何となく気に入らないのでもう一回作りました。 と言うか、家に保管してあった粘土2kgが硬くなって、それを柔らかく戻して使ったんですが、作っても作ってもまだ粘土があるので、使い切ってしまうことにしました。

左の龍ですが、やり方は基本には同じ。 粘土を長い棒にして蛇みたいなくねくねした胴体を作る。 それから他の部品を加える。口はカットし広げ珠を加えさせる。 そして角、目玉を付けます。

今回の特徴は、翼と髭、そして脚の爪。 この辺りの作業は粘土が柔らかい時にやります。 例えば、翼ですが適当な粘土を丸めて、潰します。 イメージ的には、蝶々の羽。 この作業は全て指先で、羽先は1mm程度の薄さです。 そして、硬化する前に傷をつけて接着します。 この作業を硬くなってからでは無理です。

猫は、こんな万歳の形にしました。 この程度の作品であれば、空洞にする必要はありません。胴体と手足を同時に作り、形を整え、後は、頭を粘土をまとめて、貼り付けます。 鼻、目玉、口などは、粘土を貼り付けた方が簡単。

鶏つくり

この作品も酉年に作りました。 今回は米俵なしに、鶏だけで作ります。

この時問題はどこで作品を支えるかですが、細い鶏の脚だけでは無理がありますので、腹と尾っぽの部分で支える形にしました。

少し、羽や尾っぽの部分が大きすぎたかと思いますが、この方が迫力があるかな。。。

ところで、あちこちに白化粧土を塗ってますが、この部分は着色をしたい部分になります。 粘土は信楽の白ですが、並漉しですので、少し、粘土の質に心配がありますので、白化粧土を下地に塗っております。

七福神 大黒さん つくり

この作品も以前に作りましたので、覚えている方も居られるでしょう。 前回は、数日掛かかり、苦労して作った事を覚えてますが、今回は短時間で作れないかとチャレンジしました。

胴体は風船に。 粘土が少なくなって来ました。 薄く薄く風船を作った性で、少しふわふわして、後の作業がやり難い。 頭も風船で。

次が脚とお尻。 そして、形を見ながら組み立てて行きます。

そして、腕を付けて大体の形を取ります。ここで、全体を見て足りない部分は土を足し、多い部分は削ります。 これで全体は完了。

次は、顔の部分の部品を大まかに付けて行きます。 そして帽子。

衣服は気にしなくて、裸像をつくる感じ。 そして全体が出来上がったら、粘土を数ミリに指で伸ばし、衣服を貼り付けて行きます。

全体は必要ないです。 例えば、上着であれば、裾をつけて、衣服の皺も粘土紐で着けてならせば、服を着ているように見えます。 後は襟とか、ズボンのすそ、腰ひもとか。

そして大黒様の袋。 この中に沢山の小判が入っているそううです。 だから少し大きく。 この時点で粘土がほとんどゼロで、完全消化。 でも、袋が少し小さい。 そこで打ちでの小槌を潰して(少し小さかった)、大きい袋を風船で

打ちでの小槌は、以前の大黒様で予備を作っておいたものを使います。 明日作っても良いですけどね。

これで完成。 少し細身の大黒様になったけど。 もう少し、大きなおなかにした方が迫力があったかな?

このままラップに包んで、乾燥を抑えて、明日お腹の土盛りと打ち出の小槌をつくることにしましょう。 乾燥が進んでいるようであれば、霧吹きをしてラップで包みます。

抑えておきたい作陶のやり方・キーポイント

これらの作品は2日間位で、作りました。 大きな干支の部品は中を空洞にし、針で空気穴を開けてます。 空洞の球を作るのは、結構苦手な人がいますが次の要領でやれば簡単。
1.適当な粘土を両手で丸める。
2.指で真ん中に穴を開ける。
3.指で挟み、締めながらながら、壁を薄く、伸ばして行く。
4.伸ばして行くとき、両手で締めながら横に広がって行く土を寄せる。丁度あんこ餅を包む感じ。
5.4の作業が難しければ、ティッシュを丸めて包めば簡単。 後は、両手ひらで丸める。
6.後は、出ている部分などは、粘土を貼り付けて行きます。そして、乾燥⇒素焼き⇒下絵付け⇒本焼き 色呉須や、下絵具などの着色は、その作品に応じた着色をします。 余り、濃い化粧にならない方がいい作品になります。 赤の粘土などを使い着色の予定がある場合は、白化粧土を塗っておきます。 この方が鮮やかな発色になります。

私の場合は、全て信楽の白粘土を使ってます。 この方が作業がし易いからです。赤は、着色する作品には向きません。
陶芸はやらない方は、ラドールなどの彫塑粘土を使うのもいいかも。 制作が完了して放置しておけば、硬化します。 家族の宝として、メモリーとして長期保存が可能です。


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