陶芸作品ギャラリー 2020年2月 ワイドリムパスタ―皿、ワイドリム小皿、花入等


こちらのブログでは、ギャラリー形式で作品を表示することが出来ますので、2020年2月末の作品を紹介します。

2020年2月本焼き

最近は、鋳込みの作品が増えて来ました。でも、電動轆轤でつくる作陶も面白いので大体半々位でしょう。

下絵付けは染付を中心に、そして、作品によっては、色呉須や、そして、たまには上絵付けも行ってます。

今日は、最近の作品の一部を紹介します。

ワイドリムパスタ皿

素地は信楽白の陶土、電動轆轤での作陶です。仕上げはマスキングテープを貼り、藍呉須の筆塗り、そして、テープを剥がして、色呉須でテープ張りの部分の着色をしました。

少しコンテンポラリーな趣に仕上がりました。これだけの大きな作品で幅広なお皿ですので、電動轆轤と言えども結構難しい作品です。これを含めて陶土の作品が4点、そして磁器土が一枚。この作品が磁器であれば、色合いももっと映えるでしょう。

ワイドリム小皿

ワイドリム小皿

こちらは直径14cm位のワイドリム小皿です。素地は磁器土、電動轆轤挽きの作品です。

左上から、椿、右上、楓、左下”お酒”、そして右下が青海波の染付

やはり、呉須で描く染付(下絵)を良いですね。磁器に描くと、藍色の発色が素晴らしい。

焼成は当然、還元焼成です。酸化焼成では、下地の色が少し、黄色味を帯び、そして染付の藍色が少し黒くなります。

一輪挿し

これが2, 3作目の作品。作品は磁器土での鋳込み。装飾は、削りを終えた生の段階で、イッチンで骨書きをしてます。イッチンは白の化粧土を、ケーキ作り用の絞り袋に、0.5㎜の口金を付けた道具で描きます。

鋳込みは皆さんよくご存じのように、石膏型に泥漿と言ってどろどろの土を石膏型に流し込んで成型します。この場合の泥漿は磁器土、磁器土を水に一晩位浸けて溶かし、水ガラスを加えて作ります。

石膏型は原形を粘土で作り、石膏を流して型を取ります。この型の場合は3分割。

装飾は素焼きが終われば、色呉須で。写真では見え難いですが、桜の花のピンクの発色がとっても綺麗です。椿は、有田の赤絵調に仕上げてます。使う色呉須は、赤、薄青、特グリーンと黄色。イッチン描きの白い線とその内側の着色がとてもいいマッチングをしてます。

この作品は私の最近の陶芸技術をフルに活用したものになってます。

楕円皿

こちらの作品如何でしょう。磁器土に染付された楕円のお皿。50mm(h) x 160mm(w) x 120mm(d)の鋳込み皿。

こちらのお皿は鋳込みでも、圧力鋳込みです。圧力鋳込みと通常の鋳込みは原形の違いにありますよ。圧力は、このお皿そのものを作ります。そして、上下2枚の石膏型でこのお皿の型を取ります。

圧力鋳込み風景

 

 

そうして石膏型を合わせると、石膏型の間にこのお皿の形の隙間が出来ます。

ここに泥漿を流し込むのですが、圧力を掛けないとこの隙間全体に泥漿が流れ込んではくれません。

 

通常込み型(右)原形(左)

一方、通常の鋳込みをコップで説明すると、石膏型にコップの形をした、大きな穴が開いていて、この中に10分程泥漿を流し込んでおけば、その放置した時間だけ、石膏に面した部分が硬化が始まり、土の壁が出来ます。10分後(例)余分な泥漿を流しだしてやれば、コップの形が成型されます。

タンブラー(通常鋳込み)

こちらの型作りは苦労しました。石膏型が原形から外れずに一部を壊してしまいました。でも、なんとかセメダインで修復をすることが出来ました。

余りさえない作品かと思いきや、こうして絵付けをして見ると、いままでの作品の中で、一番使いがっての良さそうな作品です。そして、何と言っても、大きく絵付けされた、牡丹の花が迫力があります。