染付ギャラリー! 呉須で描く下絵付け 


下絵付けってなに?どうしたら描ける!

下絵付けは、中国で明は青花、 朝鮮 李朝の染付けや、誘絵(さびえ)と呼ばれる技法があります。

呉須染付けは中国、元代に起こり、明の時代に完成されたものです。青化(青華)は釉薬の下に描かれた青く発色することから、釉裏青とも言われるそうです。この技法が、朝鮮に伝わり李朝初期に染付けが生まれ、江戸初期に朝鮮の陶工、李参平によて有田に伝えられます。pic_0305

染付けと言う言葉は、素焼した素地に絵の具が染み入ることから、染付けとよぼれるようになったようです。一般には、呉須による絵付けを指します。

 

続きはこちらのブログ記事で⇒染付の基本知識から絵付けまで

染付花瓶、花器、花入 ギャラリー

染付小皿 ギャラリー

染付たたら皿 ギャラリー

茶碗、湯呑、ぐい吞み、マグカップ等 ギャラリー

関連サイトブログ記事・YouTube動画

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染付け・下絵付けの基礎知識と技法 PartII


下絵付け

下絵付けは、中国で明は青花、 朝鮮 李朝の染付けや、誘絵(さびえ)と呼ばれて技法があります。

呉須(呉州)染付け

呉須染付けは中国、元代に起こり、明の時代に完成されたものです。青化(青華)は釉薬の下に描かれた青く発色することから、釉裏青とも言われるそうです。この技法が、朝鮮に伝わり李朝初期に染付けが生まれ、江戸初期に朝鮮の陶工、李参平によて有田に伝えられます。pic_0305

染付けと言う言葉は、素焼した素地に絵の具が染み入ることから、染付けとよぼれるようになったようです。一般には、呉須による絵付けを指します。

戦前は中国さんの唐呉須と言う、自然の良質のものが輸入されていて、支那呉須や旧呉須といわれたそうです。成分は、呉須鉱と言うマンガン、コバルト、鉄分などを含む、粘土鉱石です。 最近では、天然お呉須鉱が手に入りにくいため、合成呉須が使われています。

この呉須の成分は、酸化コバルト15、二酸化マンガン25、紅柄10、カオリン10、 コバルトとマンガン、紅柄が着色材。コバルト 青、マンガン 紫、紅柄が褐色になり、この混合で美しい藍色になるそうです。cimg3621

呉須染付けの技法

呉須絵の具の磨り

昔から、呉須はすればするほど良いと言われ、陶家の若い弟子さんの仕事は呉須磨りだったそうです。 cimg3651京都の窯元では、呉須は機械で1週間ほど磨り続けるそうです。 機械は、ボールミルと言うものが使われますが、磁器製の乳鉢と乳棒で、手磨りをするのが良いと言われます。京都では、染めつけはガラス板と乳角棒を使って、磨りながら、且つ、水分と濃さを調整しながら、絵付けをするようです。
有田では、磁器の茶碗と乳棒を使うそうです。

磨る方法は、茶汁を使います。茶に含まれているタンニン酸で、伸びのよい、絵付けが出来るそうです。 乳鉢に入れて古い茶汁で、水気がなくなるまで磨り、そして、又、茶汁を補給して磨るの繰り返しだそうです。 やってみると、大変根気のいる作業になります。

上の容器は100円ショップで買ったもので、こんな容器に入れておけば、茶汁を加えるとき便利です。 3ヶ月以上放置した茶汁です。 この方が発色が良いと教わりました。

筆と絵の具

やきものの絵付けを陶画とも言います。 描いてみたら分かりますが、表面が硬く、穂先が切れ易く、硬い動物の夏毛が良いそうです。

骨書き(輪郭)には面相筆、だみにはだみ筆を使います。面相筆

面相筆は、穂先と腰の強い毛質が必要で、漆の蒔絵に使う根朱筆(ねじふで)がいいそうです。 昔は、犬の尻尾の毛を使ったり、その又昔は、千石船の中にいる鼠の背筋の毛か、脇の下辺りのの長い毛で筆を作ったそうです。

だみ筆は、猫の背筋毛で作ったそうです。だみ筆は、毛先が長くて太く、水含みの良い毛が必要です。だみ筆だみ筆は、これで描くものでは在りません。 沢山の毛に呉須を吸わせて、呉須を作品に垂らして溜めて、それを広げる為の筆で、さらには、描き終わった最後には、余分な呉須を毛に吸わせることにも使います。
ですから、この様に沢山の毛がついた太い筆になっています。

呉須濃度の調整

呉須は4種類の濃度のものを準備します。骨描き用、だみ用 濃、中、淡の3種

骨書き用:

良く磨った呉須を茶汁で薄めます。 絵の具皿に呉須を取り分け、少しずつ茶汁を足して行きます。陶片に線を描いて見ます。濃すぎるとかすれます。 素焼で呉須の水分が急速に吸われますので線が伸びてくれません。 少しずつ、薄めて行き、線がす~っと伸びてくれるところを探します。 後は好みで調整します。cimg3611

骨書き用は、左のようにガラスの上に良く磨った呉須を取り分けて使います。 すぐに、水分が乾燥し、又、呉須は下に沈んで塊りますので、常に摺りながら、そして、水分を調整しながら濃さを調整して使います。

骨書きの呉須が濃過ぎると、釉薬をはじきます。

だみ用:

中だみの調整は、180cc(一合)の茶汁に10%位の呉須を加えたものを使います。 これを基準に濃、淡を調合します。cimg3622 18ccと言えば、ティースプーン3杯ほどですので、かなり薄くなります。 薄く滲んだところまで、本焼きすると発色しますので、軽く色が付く程度で十分で、こんなに薄めていいのかと思うほどシャバシャバで大丈夫です。

後は、描いて、本焼きして、経験を積むしかありません。。テストピースを作るのも一つでしょう。 だみ用の呉須は、特に直に沈殿しますので、常に攪拌すると共に、沈殿して塊りますので、乳棒で時々磨ってやることも大事です。 これを怠ると、だみの濃さがいt

割付、念紙写し

絵付けの前に、素地の表面についているほこりを、刷毛や、固絞りの布で拭いておきます。

下描きは、素地に木炭で軽く文様の”あたり”(割付)をして、赤インクを薄めたもので描きます。 青インクや鉛筆は残ったり、その油成分がありますので、鉛筆の場合はHの鉛筆を使います。

沢山つくったり、文様を写し取りたいときは、念紙と言うものを使います。 念紙の作り方は、念紙墨と言う粘着性のある墨と、美濃紙を使います。 念紙墨は、瓢箪を焼いた炭粉か懐炉灰かを用い。乳鉢に、ふのり液を少し加えて混ぜます。 美濃紙を、描きたい文様に被せて、普通の墨や鉛筆などで写します。 ちょうどトレーシングペーパーのように。 次は、美濃紙の裏から、粘墨でその文様を写し取ります。 これで念紙の完成。。

念紙を作品に被せて、真綿や椿の派手なでるように押えて、文様を転写します。

ふのりとは

ふのり(布海苔、布苔、布糊)は、紅藻綱フノリ科フノリ属の海藻の総称。 フノリは古くには食用よりも糊としての用途のほうが主であった。フノリをよく煮て溶かすと、細胞壁を構成する多糖類がゾル化してドロドロの糊状になる。これは、漆喰の材料の1つとして用いられ、強い壁を作るのに役立てられていた。ふのり

ただし、フノリ液の接着力はあまり強くはない。このため、接着剤としての糊ではなく、織物の仕上げの糊付けに用いられる用途が多かった。

一般的にはふのり溶液にしてから使用します。1Lの水に100gのふのりを小さく切って一昼夜浸します。その後、沸騰しないように煮て、冷ましてから漉して使用します。ふのり溶液は腐敗しやすい。

骨描きとだみ

骨描き

骨書き用、呉須を絵皿に取り、下絵付けに沿って、面相筆で文様を書いて行きます。作品を左手で持ち、右手で描きます。 その時、右手の指などで、手を固定していたほうが、細く均一な線が描けます。 そして、固定された手の範囲内で線を描いていきます。 このとき、勢いのある流麗な線を描きます。 余り下書きに忠実にやろうとするともたつきが出ます。pic_0308

又、素焼が水気を吸うため、長い線は引けません。 擦れたり、毛先がひっかっかっているような感触があれば、呉須がなくなってます。 呉須をつけて、書き足して行きます。 2度描きはしないほうがいいでしょう。 又、呉須をつける時は、その量を調整して、書き足しの始まりから、線が太くならないようにします。

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京都では、ガラス板に呉須を取り分け、茶汁で濃さを調整しながら、骨書きをやってました。 ガラス板の場合は、角乳棒が必要になります。

すぐに、水分が蒸発して、濃くなったり、呉須が、下に溜まってしまいますので、常に磨りながら、濃さの調整をやります。

有田の方法で、磁器の茶碗と乳棒のほうが、初心者は扱い易いと思います。 乳鉢と乳棒のほうが、求め易いということもあります。

茶碗の方が、呉須が集まってくれますので使い易いかと思います。 ラップを掛けておいて使うと、蒸発を抑えることが出来ます。

胴回りの横線などは、轆轤に載せ回して、筆を一点に固定して描きます。 描き終わりには筆先をゆっくりと外して、線からはみ出さない様にすることも大事です。 陶器の表面で、毛先が痛みますので、良質な筆は使わない方が良いかと思います。

だみ描き

だみ描きには、文様の輪郭の中を塗る、”骨だみ”と背景を塗る”地だみ”があります。

だみは、だみ呉須を、大きなだみ筆の毛先全体にたっぷりと付けます。 そしてだみ筆を、への字のように曲げ、だみ呉須を垂らして、その溜まりを筆の先で引っ張って広げていきます。この時の筆先の動きは、鱗のように動かしながら、上から下絵。。最後まで、広がったら。毛先をタオルなどにあて、最後に溜まった呉須を今度は毛先で、吸い上げます。。毛先で素焼面を触ると、その毛先跡が残ります。 これが、だみでもっとも難しいところではないかと思います。だみ筆

どうしても、斑が出るのであれば、淡だみを2回以上重ね塗りします。この時も、出来るだけ、表面は触らないようにすることが肝要です。 又、重ね塗りをするだけ、色は濃くなります。 この技法は薄瑠璃と言われるそうです。 色が濃くなった分、斑も目立たないようになります。

プロの職人さんは、毛の根元の部分を持って、絞ったり、緩めたりして呉須の流れを

“つけたて”と”ぼかし”

つけたて筆と言う、大きめの筆、一気に絵付けをする方法もあります。 例えは葉っぱを、輪郭なしで、一筆で描くような技法です。 淡墨を使えば、没骨技法ですが、濃い墨を使って描きます。 没骨(もっこつ)は読んで字のごとく、輪郭(骨書き)がない描き方です。%e4%bb%98%e7%ab%8b%e3%81%a6%e7%ad%86

水彩でやる、ぼかしの技術も使われます。 二通りの技法があって、太めの筆にだみ呉須を含ませて、毛先に骨書き用の呉須をつけてぬる方法、そして、2本の筆を使う方法。 一つが骨書き用呉須、もう一つは、茶汁や水をつけて描く方法で、水彩画でも味のある絵付けが出来ますね。 これと同じです。 骨書きをして、もう一本の筆で滲ませます。 葉っぱなどで、濃淡をつけるのに有効な技法です。


染付け本焼き作品 第2弾 Youtube動画


今週も染付け作品が上がって来ました。 作品の個数が増えるに従って、染付けは上手くなっているように思います。
今回の作品は、多くが、染め付けの外、呉須を香水スプレーで軽く塗ってます。

少し塗りすぎた作品もありますが、All白バックよりも、少し変っていいかなと思います。

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呉須の濃中淡の表現が上手く出来ました。 葉っぱや、花弁のだみは、少し薄かったかと思いますが、だみ自体は上手く行っていて、毛先のむらなど目立ちません。

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このシンプルな花文様すきです。 ポイントポイントに入れた、濃い呉須がアクセントになってます。 この作品は、作陶の時失敗した部分がありましたので、丸い皿の4辺を弓で切り落としました。 面白い形になりました。 形は変化をつけた方が面白い作品になります。

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椿ですが、実物は葉っぱがもっと濃いですよね。 だみを2度塗りして濃さを出すか。 中だみをもう少し濃くしたほうがいいですね。 左の横向きの椿の花が、もう一つ表現できてません。

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朝顔ですが、中央の花弁が目に入りません。。何が悪いのでしょう。 上の葉っぱはもう少し濃くしたほうが、花弁が浮き上がってくるでしょう。 スプレーした呉須が、葉っぱの部分を少し邪魔してます。

それと椿と比較して、がくをしっかり塗りこめば、花のつぼみも浮き出るでしょう。 中央の花弁は少々正面を向きすぎでしょうか。 パースがずれると絵としては、へんちくりんになります。

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今回の作品の中で、もっとも好きな作品で、描きたかったすずらんです。 ロイヤルコペンハーゲンの絵柄です。 後ろのブルーバックはもっときめ細かく、花の色とのコントラストがあります。 ロイヤルコペンハーゲンは印刷だと思います。 全体的にはいい雰囲気の作品に仕上がりました。 白い花に軽く、薄呉須で、影を入れて、額を濃い呉須を入れてます。 これで、絵が引き締まります。

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少し、寂しい絵付けになりました。 もう少し、しだれ桜の枝や花弁を増やしていいと思います。 又、 下の部分に近景を入れたらよかったでしょうか?

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海老ちゃんで~す。。一番上のひげの線が生きてませんね。。海老のひげってもう少し、がたがたしているかも、研究が必要ですね。 大好きなモチーフだけにおしい。。。

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こんな小さなお皿に二つのモチーフはいらないですね。 瓢箪のハイライトの部分は、少し変ですね。 中央のハイライトと、左の反射光をくふうすれば、もっとよくなるでしょうね。。

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遊び感覚で絵付けをしたものです。 イメージは市松。。白と黒の部分が交互に、これって以外にいいですね。。だみした市松の部分もそこそこに仕上がってます。

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写真がピンボケで入れ替えました。 大根と木を描いたものです。 大根は何時描いてもいい仕上がりになります。 骨書き、だみの要素がありますので、これから絵付けを覚えようとする人にはいいモチーフではないかと思います。

手前味噌ですが、全体良い感じ。。。絵は、陶芸本や、実際の陶器などで気に入ったのものを書いたほうが成功する確率は高くなります。 又、図書館から、陶器の染付けの本を借りて来て気に入ったものを描くのもいいでしょう。 今、図書館から借りて来た”そば猪口・酒器1000”と言う本があります。 古伊万里の作品を載せたもので、大変参考になります。

Youtube動画をアップしました。 見て下さい。 又、画像が縦に伸びてます。 解像度を変えたのにおかしいな。

ついでに、水墨画の本も借りてきたら如何でしょう。 基本的な筆使いの方法や、上達のコツが参考になると思います。 是非、染付けにチャレンジしてください。 Normanにできるのですから、だれでもやる気があれば、出来ますよ。。。!?


染付け(下絵付け)作品 ギャラリー


染付けとは

日本陶芸を代表する古来からの絵付けの技法で、呉須で素焼に絵を描きます。 これらの作品は全て、新呉須の青での絵付けです。粘土は信楽の白、釉薬は3号石灰透明釉です。

その他、弁柄、鬼板で描く、”赤絵”と言うものもありますが、今の所は、染付けのみです。

湯のみ、ぐい呑み等

豆皿

筒もの

Youtube 染付け作品ギャラリー


陶芸の下絵付け(染付け)の道具と基本テクニック Youtube動画追加 12月26日


下絵付けとは

下絵付けは、絵付けの中でも陶芸の代表的な装飾の一つです。 素焼に絵付けをして、釉薬を掛けて本焼きをする方法で、釉薬の下に施された絵や文様であるため、絵柄が釉薬の層の下に書かれたものを総称して下絵付けと言われます。

一方、もう一つの絵付けの技法が、上絵付けで、釉薬を掛けて本焼きされた上に上絵用の絵の具で絵付けがされます。赤絵や色絵などが上絵付けで、上絵付けは、800℃で焼成されますので、低音特有の発色の良さが特徴になります。

上絵付けは、本焼きをして絵付けをして、再度焼成が必要となりますので、一般の陶芸教室などでは上絵付けは出来ないケースがほとんどと思います。それと、上絵付け絵の具は湿度を嫌いますので、窯の空焚きや、上絵付け専用窯が必要になります。

焼成温度は、本焼きで、1260~1300℃ 上絵付けは800度位で焼成されます。

下絵付けは、釉薬を掛けたり、高温で焼成がされますので、色が変ったり、変化をします。 ですから、下絵の具の代表的な絵の具としては、呉須と弁柄・鬼板などが古来から使われてきました。 前者を染付け、後者が鉄絵といわれます。今は、下絵の具は科学的に顔料を使って、配合されたものも販売されており、沢山の色が使えるようになってます。

染付けとは

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百円ショップで購入した磁器 絵柄や、線・だみの濃淡の参考 多分、大量生産で印刷されたのもでしょうが、実物は参考になります

ご家庭にある茶碗など、青で絵が描かれた陶器や磁器があると思いますが、これが染付けされた器です。 色は青色や黒で、絵付けは、この単色の濃淡だけで絵付けされます。

この技法は、14世紀頃に中国で確立されたそうですよ。 日本へは、中国から、朝鮮に伝わり、朝鮮人陶工によって九州で再現されたとのことです。

本格的な日本における染付けは、17世紀初頭に伊万里焼きから始まり、世界中に輸出されて好評を得たそうです。伊万里焼きは伊万里港から、運ばれたため、伊万里焼きと呼ばれたと聞いたことがあります。

染付けの材料 呉須

染めつけは呉須で描きます。 呉須は、酸化コバルトの主成分の鉱物です。陶芸ショップには、粉末のものや、チューブに入ったものが販売されてます。 色は、黒、青(藍)で、自然の呉須は少なく、人工的に配合されたものだそうです。
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呉須は濃淡の表現範囲が広く、繊細な表現が可能になります。

チューブに入ったのものはメーカーで、摺られているとのことで、初心者には使い勝手がいいかも知れません

染付けの基本的な道具

    • 呉須 古代呉須や、旧呉須(粉末)、又は、チューブ入りのもの
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乳鉢と乳棒、ガラス板と角乳棒、有田では、陶器の茶碗と乳棒を使うそうです。
      • 乳鉢と乳棒、ガラス板と角乳棒、有田では、陶器の茶碗と乳棒を使うそうです。このガラス板は700円です。下の方の黒縁のあるものは、百円ショップの鏡です。 ガラス製です。 これであれば、青呉須、黒呉須ようにもっても大丈夫、予算的に問題なしですね。
      • 乳棒は、角乳棒と呼ばれるもので、前後に軽くアールがついていて、平板の上でするように設計されてます。自作するのであれば、磁器で作ります。 購入であれば、350円ですが、送料の方が高くなります。
    • 小皿やそば猪口

 

 

  • cimg3651煮出した、濃いお茶と水差しにのプラスチック容器 中には、入れて3ヶ月経った煎茶が入ってます。 数年たったお茶ですが、今でも腐った臭いもせずに、染付けで使ってます。 少なくなったら、濃いお茶を足していきます。

 

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    • 面相筆 数種(骨描き用)、
    • だみ筆(大きめ、最低でも一本、この写真には入ってません。)
    • 対立て筆
    • 長刀筆 (しなやかな長い線を描くのに使います)

呉須の溶き方と調整

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  • Step 1. 乳鉢やガラス板で、呉須を少量取り分け、煮出したお茶(煮出して、3ヶ月ほど置いたほうが良いと聞いてますが、初心者は取り敢えず濃い目のお茶で)を加えて、摺ります。粉末のざらざら感がなくなって来て、トロッとするまで摺ります。
    窯元では、一日8時間、1週間程擦るそうです。 いい染めつけの秘訣はここにあるようです。 テレビを見ながらでも、取り敢えず摺り込みあるのみ。。綺麗な発色と、絵付けを夢見て。。
  • Step 2: Step 1で出来たきめ細かな呉須で、2種類の呉須を作ります。 骨描き用と、だみ用(2種類)骨描き用は、トロットした呉須に少し、お茶を加えた程度。cimg3611
    下の写真の様に、ガラス板に載せて、濃い分、又、ガラス板の面積が大きい分、乾燥が早くなります。 下の方に、茶溜まりを作っておけば、濃度を常に調整しながら、骨描きが出来ます。 乳棒で常に摺って良く混ぜます。 水分がどうしても上に上がって、薄くなります。

 

  •  だみ用は、お茶に呉須を加えた感じで、シャバシャバの液体状に。薄い墨みたいな感じですかね。 いずれにしても、素焼に描いてみて濃さを判断します
  • cimg3622
  • だみ呉須は、2種類濃さのものを作ります。 濃さは素焼きに描いて、経験で濃さを覚えていくしかありませんが、水墨を薄めた感じでしょうか。素焼に載せたら、水溜りが出要る感じ。
  • こんな深めの蓋付のガラス容器が良いかと思います。 呉須はすぐに沈殿しますので、常に筆で、攪拌して使います。この方がこぼれ難いし、始末も簡単ですね。

お茶で溶く理由は、お茶に含まれるタンニン酸が、呉須に含まれる鉄分と結びついてタンニン酸鉄が作られるそうです。、これで、呉須の発色が良くなるようです。 でも、最近の呉須は人工的に合成されたもので、水で溶いても発色は大丈夫のようです。

もう一つのお茶で溶く理由は、粘り化が出て描き易くなるようです。

筆の種類と使い方

染付けの出来、不出来は適切な筆を持つことが必要です。 弘法筆を選ばずと言う言葉がありますが、絵付け初心者は筆選びから。少なくとも、面相筆数種と、だみ筆は1本は絶対必要です。 沢山描くわけではありませんので、一生物ですので、いい筆を購入しましょう。

面相筆
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上から: 面相筆 2本、付立て筆、長刀(なぎなた)筆 柔らかくて長い線を引くときに使用

面相筆: 骨描きに使います。 骨描きは、葉っぱの絵であれば、輪郭や葉脈などをです。 ですから、面相筆でも、穂先の細い面相筆を使います。 線の細さや何を描くかで、筆の選択は代わりますが、極細と細いもの2種類は必要かと、骨描き用の呉須の濃さも、筆で書いて見て調整をする必要があります。

だみ筆

だみ筆(彩色筆): 葉っぱの例をとれば、骨描きで縁取られた葉っぱの面を塗り潰すための筆です。薄く溶いた呉須を、この大きな筆(毛が沢山付いている)筆で、スポイトの様に、呉須をたっぷり含ませんる事が出来ます。 Youtubeなどで見たことはありませんか。 職人さんはたっぷり、呉須を筆に含ませ、根元の部分を絞って、呉須を描きたいところに垂らしてそして、それを広げていきます。 染付けをやろうと思えば、だみ筆は必ず一本は必要です。 予算に合わせて購入しましょう。 出来れば、大きいほうがいいですが、大きいということは、毛が多いということ、即ち高価です。%e3%81%a0%e3%81%bf%e7%ad%86%e3%80%80%ef%bc%98%e5%8f%b7

だみとは漢字で、濃みと書きます。 だみの濃さは、2種類程、別々の容器に作ります。これで、グラデーションを出します。

付立て筆

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付立て筆は、例えば、葉っぱであれば、骨描きなしで葉っぱを描いたりするのに使います。 これを骨のない描き方と言うことで、没骨(もっこつ)描法といいます。だみ用の呉須で、葉っぱを描きます。 その際は、HBなどの油性の多い鉛筆で葉っぱの輪郭をなぞってから、内側を付立て筆でぬります。 鉛筆の油分が土手になり、薄い呉須の広がりを押えてくれます。 これも、やはりテストピースで試した方がいいですね。

絵の苦手な方は

陶芸をやっていて良く聞く言葉に”絵心”があるないと言うことがありますが、あんまり関係ないですね。僅かな面積に描く、ワンポイントの絵にそんなものは要りません。

次のやり方をやれば、下書きはかんt

図案集、図案

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図案: 何もなく、頭で考えて描くには難しいですね。 図案集や、自分のイメージにあった図案を準備しましょう。本は購入しなくとも近くの図書館に行けば、沢山の本があります。 コンビニに行って、好きなページをコピーしましょう。 パソコンでも、検索すれば、著作権フリーの素材がありますから、白黒で、印刷しましょう。

百円ショップに行って、染付けの器を購入しましょう。 自分の作品にあったものを探して、それを参考にします。(冒頭の写真)

トレーシングペーパー

図案を見て、フリーハンドで描けたらいいのcimg3625ですが、難しいのであれば、トレーシングペーパーに移しましょう。鉛筆で。。
超簡単。。説明など必要ないと思いますが、図案に重ねて、移すだけです。

チャコペーパー

こんな便利なものがあります。日本画の下絵を描くのに使うようですが、言ったら、色つきのカーボン紙みたいなものです。カーボン紙でもいいでしょうが、カーボン紙は、油成分を多く含んでいるように思います。%e3%83%81%e3%83%a3%e3%82%b3%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%83%91%e3%83%bc

トレースしたものの下に敷いて、上から、鉄筆で、なぞれば、絵柄が転写できます。 超簡単

いろんな種類があるようで、陶芸用と言うことを伝えて購入しましょう。 趣味の店や画材店で売ってます。 日本がの下書きにもつかうようです。

鉄筆

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これが鉄筆。。なければ、ボールペンでもいいです。 トレースを黒の鉛筆でやったら、赤のボールペンでなぞったらいいですね。
なぞった部分が分かります。これであれば、高い鉄筆を買う必要はありません。

トレーシングペーパーの裏に、柔らかい鉛筆でなぞって、そして、作品に押して、擦ってやれば、鉛筆の跡が付きますね。
その後、3Hくらいの鉛筆でなぞれが転写完了です。。。ある程度、図のポイントが分かれば、原画を見て鉛筆で書いたら簡単です。 線がよれよれでも大丈夫、後で、呉須で描くときにその線をガイドに、シャープな線を描きます(描くように努めます。。)

下絵付けの作業のコツYoutube動画

Youtube動画: ”陶芸下絵付け(染め付け)の基本技能と絵付けの練習作品”は次のビデオを見て下さい。

Youtube動画: ”小皿とぐい呑みの下絵付け(染付け)骨描きと濃み(だみ)の練習”は次のビデオを見て下さい。

染付けの練習方法

線描き・だみの練習は、墨汁などで、自分の陶芸用に使う線の練習を紙でします。紙の上がはるかに易しくできます。 垂直線、水平線、丸など、少しずつ 難しいものを練習していきましょう。素焼は吸水性が高いため、すばやく描くことが必要です。

2度描きはだめです。 濃さが変って筆跡が残ります。 だみのグラデーションは筆のスピードや、呉須の溜り加減で、濃淡を表現します。

墨を薄めて、だみの練習も出来ますね。 墨を垂らして、溜りを筆先で引っ張ります。筆先を紙には当てません。

次は、素焼の破片などを使い、骨描きのまっすぐな線から。。これで、呉須の濃さが分かります。薄くなく、かすれがなく。濃過ぎると毛が滑らず、かすれます。 筆から、呉須がスムーズに供給されないためです。

cimg3649この作品は、以前に描いた失敗作ですが、骨描きはかすれ、均一ではありません。 線が死んでしまってます。葉っぱのだみの部分も、筆跡が残って汚い感じ。。これも仕方ないですね。 呉須を乳鉢で、数分摺って描いてますので、粒が相当残ってますので、スムーズに線やだみが出来るわけありません。

京都の瑞光窯や、交野の西郷窯で教えてもらって、少し、コツが分かって来ました。と言っても、初心者の域からでてませんけど。。

滲み、失敗の修正

練り消しゴムを使います。 呉須が指について汚したときや、だみがはみ出したりしたとき、ある程度消すことは可能です

下のえびの尻尾の周りを練り消しで、修正しました。 僅かなひげや汚れが取れていると思います。 違いが見えますか? 色目の違いはライティングの関係です。無視して下さい。

作品の取り扱い

cimg3577絵付けの出来た作品は、出来るだけ触らないようにします。特に絵付けをした部分は絶対に触りません。もし、移動などが必要な場合は、ラップで包んで、ハンドルします。 ラップは、一度剥がしたら、新しいものでラップします。ラップについた呉須で、他の部分が汚れます。

染付け完了品ギャラリー

下書きの鉛筆はそのままにしておきます。本焼きで消失します。

釉薬は、3号石灰透明釉を掛ける予定です。 本焼きで、どんな色に仕上げるかが楽しみです。