楽しい陶芸道具・何でも陶芸道具
陶芸道具は市販のものが専門店で殆ど買えます。 でも、陶芸道具は自作をしたり、又、百円ショップで売られている色んな道具が使えます。 ここでは、自作道具や一般的でない特異な陶芸道具など参考になる情報を掲載します
飛びカンナ
跳びカンナ:1本1000円程で陶芸ショップで購入。先の尖った点描と平たな線描があります。
予算的なものがあれば、平たいものを購入しましょう。 角を使えば点描、平らに使えば、線描になります。
自作 削りカンナ
土の固さで、削りの道具は変えます。 柔らかいときは掻きベラ、硬くなって来たら、金属製のカンナを使います。
自作のカンナで、金鋸の刃を使い、作ったものです。 いろいろな刃の形状を作りましょう。 このカンナは、薄くて弾力性もありますので、飛びカンナとしても使えます。
- このカンナは、金切り鋸の刃で作ったものです。、
- 通常のカンナ同様、削りに使えます。又、跳び カンナとしても使えます。
- 自作することで、色々な形状の刃のカンナが作れて削りの技術が格段向上することは間違い有りません
必要材料・道具:
- 金鋸の刃
- ペンチ2本
- レンガ等、軍手、ゴーグル
手順(安全には自己責任で十分気をつけましょう。)
- 金鋸の刃をペンチ2本で挟み、折り曲げて折ります。焼き入れがされているので、真っすぐには折れ難いのですが、ペンチ2本で挟めば真っすぐに折れます。(出来れば、ゴーグルやメガネで目を保護して下さい)
- ガスコンロか、プロパントーチで刃になる部分を真っ赤になるまで熱します。(軍手等でやけどの防止を
- 真っ赤になったものを、ペンチで挟み、レンガの上、又はペンチ2本で曲げます。曲がったら、冷水に入れ、焼き入れをします。
- 後は、グラインダーで、好きなように刃を削ります。
次も削りカンナの自作です。 この場合はステンレスの平板を使いそれを曲げて刃をつけるだけです。 火を使わないこと、又、金鋸ほど硬くありまえんので、ペンチと、ヤスリ程度でも簡単に作れます。


作り方はブログ記事を参考にして下さい。 動画もYoutubeにアップされてますので見てください。 アクセスはブログの記事にリンクが貼ってあります。
自作 木こてなど
作陶には自分に合ったこてを持ちましょう。
- 小物のシャモジ 手巻きすし用や家庭での不要なもの、木か竹が良いと思います。 大きなものは、縦半分に切るか割っても十分使えます。
- 桐箱の板を使って、こての自作
ソーメンの桐箱があればカッターナイフ等で、自分の思いの物が簡単に出きます。普通の木を削るより簡単です。
左:小ぶりのシャモジ (これは優れもので、手回しろくろでの紐作りに効力を発揮します。
左:友人が作ってくれた桐のこて。
穴あけ道具
- 飲み物用ストロー 土が柔らければ、これで穴開け可
- 電気ドリルの古いも出来れば、先が細くなっているもの
- 不要傘の桟を切断し、その先に刃を付けます。やすりで削るか、グラインダーで削ります
- ポンスセット陶芸ショップで真鍮製のを購入
ポンス
左: 陶芸店で買ったポンス一式
右: 100均で売っているようなビニ傘の桟で作った手製ポンス陶芸の楽しみは、自前の道具作りです。是非自分で作って下さい。
テープメジャー
写真を見て頂ければ分かりますが、100円ショップの巻尺のテープをカットしたものに半分ほど、ビニールテープを巻きました。
これで、透かし彫りをします。陶芸教室の先生から、教えて頂いたもので、薄くて、シャープで、土がさくさくと彫れます。 薄い鉄の板ですが曲げれば、半円等も切れます。 エッジがシャープで優れものです。 手を切らない様に。
石膏用仕上げカンナ
これは、知らない人が多いと思います。 石膏加工用のカンナです。花瓶を見て頂くと分かりますが、”しのぎ”が入ってます。通常は、削りカンナ等で土を削って、稜線を作って行きますが、これが意外に難しい作業です。このカンナを使えば、簡単に加工出来ます。こてなしで、替刃だけでも買えます。
左右両方から、攻めあって稜線の所でぶつかい合うから、しのぎ合うのしのぎと呼ぶのでしょうか?フラットより、丸カンナで削ったようなしのぎの方がインパクトがあるかも知れません。
面取り李朝時代の白磁壺などに見られる面取りと言う技法があります。
轆轤などで、やや厚めに仕上げた器物の側面の曲線を、ヘラや糸で切り落とす技法で、上記のカンナはこの面取りにも向いています。
陶工によっては、果物や野菜の皮むき器で面取りをする人もいるそうです。
チーズカッター
100円ショップや、雑貨店に行って、ギザギザに切れるチーズカッターを探していたんですが、ホームセンターのViva Homeに売ってました。
波打ちが少々小さいですが、これで面取りをすれば面白い模様が出るでしょう。 価格は約200円でした。
ノギス
100円ショップで購入した長さを計る道具です
これがあれば、削りで、高台の厚みを計ったり、蓋の制作時の内パス、外パスとして使えます
最近の百円ショップはこんなものまであるんです
たたら用 型の制作
たたらで異型のお皿などを作りたいときには、良い型があればと思いませんか
型を自作しましょう。
ホームセンタ ーでスタイラフォームを購入します。
厚さ3cm程のものデザインを決め、カッターナイフで切ります。 発砲スチロールより、綺麗に切れます。 左の方に、5mm程のたたらで作った粘土一枚で型取りしました。 粘土が型にひっつき防止の為の片栗粉も不要です
こんな作品が出来ます。
石膏型の制作
陶芸をやっていると色々な場面で型がほしいと思いませんか? ホームセンターで、美術用の石膏を買って来ます。 1000円以下ですピンポン玉サイズの丸型です 右のフィギャーを作る時の風船用に 又、急須の茶越しの制作などにも、使えます。
がらポンやピンポン玉の型を取るとこんな感じ。
これで色んな応用が出来ます。
ぷーちゃん!!!
その他、プラスチックの容器やカップ麺の入れ物など、自分が気に行った形があれば石膏を水に混ぜて、その型に流し込むだけ。
必要な容量の70%の水に石膏の粉を泡が入らないように入れて、2分程かき混ぜ。 型に流し込み、30分程で完成。
仕上げは、石膏用のカンナがあれば、良いですが、サンドペーパー等で仕上げます。
湿台(シッタと読みます)
削りの時には、作品を載せる台が必要です。
自作して、粘土で作ることも可能ですが、ホームセンターで塩ビパイプのジョイントを買って来て使う事も出来ます。数種類の大きさを準備しましょう。
型抜き・百円ショップグッズ
透かし彫り、象嵌などで色々な型が使えます。
百円ショップ
- ゴム判、弁当、クッキー作り用のプラスチック型などがあります。
- ナイフ OLFA等の小ぶりのもの
- 昆虫の解剖用のナイフ
- 陶芸用の抜き型セット 写真のセットが1400円程で売ってます。
型抜きセット 12種類の型が入ってます。買ったばかりで未使用ですが、抜き型、また印花としても使えそうです。
印花
印花とは、プラスチック、ゴム、素焼き粘土で出来たハンコの事です。三島手などに使います。透かし彫り、象嵌などで色々な型が使えます。色んな文様のものが有りますが、花弁の形が多いことから、印花と言うとか。。。。。左: 黄色、プラスチック製 5個の文様で1400円程。 陶芸ショップで角が、曲線の面に当り、一寸使いにくけど、文様は綺麗右: 陶芸ショップで購入したもの 一本800円程無茶苦茶高い中央: 茶色 以前に自作したもの。 余り粘土を丸く紐にして、適当な長さに切り、色々な文様を入れます。 文様は陶芸本やNetで印花を検索して参考にします。 素焼き済み。コスト: 0円 陶芸のついでに幾らでも作れます