型作り お皿と付け高台のやり方


今日は付け高台の作品の紹介とYoutube動画を紹介します。 付け高台と言うと簡単に聞こえますが、いざやって見ると結構難しい作業です。 粘土の紐を作って、ドベでくっつけるだけなのに、丸くするのも、薄くするのも、高さを揃えるのも、簡単ではありません。

私も経験があるのですが、焼き上がったときに高台と本体の間に隙間(剥離)が出来たりして、こうなると、使う気がしなくなってしまって、直に荒ごみ行きになります(廃棄)。

今回型としてつかって、西洋の磁器のお皿です。ロイヤルコペンハーゲンだと思います。 形がとっても良く品の良いお皿です。

 

本焼き作品

こんな仕上がりになりました。

絵付けは、日本風に藍の新呉須で花を描いて見ました。

口縁にもアクセントで3か所の縁取りを。。少し、呉須が濃かったかも。

 

高台の仕上がりを見て下さい。

3点共に、剥離・がたつきも全くありません。

作陶のところで述べましたが、高台の大きさが少し内側過ぎるかも知れません。

でも、これもデザインと言うことで。。。何と言っても、高台が有るおかげで施釉が前面にできます。 その分作品も洗練されて見えます。

型に使ったお皿(左の写真)と比較すると、高台が、中よりになり過ぎました。 こちらは、軽いアールが付いた部分と底の平らな部分へのつなぎの部分に、高台が作られていますね。

こちらの私の作品は、10mmくらい内側に高台を作ってしまいました。 これでも、極端に安定感が悪くなることはありませんが、せめて左くらいの高台幅にすべきでした。
いつも、作ってから気付くんですが、もう少し、プロの作品を慎重に観察すべきでした。 高台幅を、どの程度にするかと言うのは、基本中の基本の部分ですよね。

付け高台のやり方と手順

まん丸な付け高台を作るのは以外に難しいですよね。 でも、ポイントを押えれば大丈夫ですよ。。と言いながらも失敗をしてますけど。。

準備物: 手回しろくろ、なめし皮、針、共土(同じ土でつくったドベ)、そして、お皿を載せる湿台

湿台・簡易台:

沢山つくるのであれば、湿台(しった)が有った方ががいいですが、簡易的なものでと言うことであれば、家庭にある丸いものを探して台にします。 室内用のプランターの水受けでも立派な湿台になります。

この時、載せる台とお皿の底の面積が合っているほうがいいです。 その理由は、付け高台の作業は粘土の半乾きの状態で作業をしますので、作業中の力で、お皿が曲がったりします。 下から、しっかりと支えてやる台が必要です。

この作品では、マスキングテームを台にしました。 マスキングテープの穴は薄めのダンボール紙などで蓋をした方がいいですね。 又、径が小さすぎてもお皿を変形させる原因になります。 高台をつける部分には、台の面が当たっていることが必要です。

手 順:

    1. 1. 台を轆轤に載せて芯を出し、留め土で固定します
    1. 2. 半乾きになった作品を載せ、中芯を出します。 そして、針などで、高台を付ける位置に当たり線を軽く付けます。
    1. 3.丸い粘土棒を作ります。 長さは、直径を測って、その3.5倍の長さの紐を作ります。
    1. 4.当たり線の内側に、針や歯ブラシで傷を付け、共土のドベを塗ります。
    1. 5.丸い紐を当たり線の内側に丁寧につけて行きます。 出来るだけ丁寧に。。後の作業が楽になります。
    1. 6.紐の内側を少し潰してやりながら、内側のお皿に伸ばします。 下の写真の様な細い木小手があれば、作業がやり易いですね。
    1. 7.木小手で、粘土紐をまるくすると共に、皿の底に押えて、密着させます。
    1. 8.内側できたら、今度は外側を、小さな木小手で、同じように仕上げます。 内側が丸く出来ていれば、外側はそれ程、難しいくありません。
    1. 9.内、外から数回やれば、余分な土や、幅も均一になります。
    1. 10.轆轤を回して、なめし皮で、厚みを一定にすると共に土を締めます。 そして、高台の高さを針や弓で切ります。
    11.そして、ステップ9と10を数回繰り返せば、完成です。
    必要道具:

手回し轆轤、湿台、針(又は弓)、なめし皮、共土(作品と同じ土)のドベ、木小手、直角の木小手(ビデオでは、竹べらの直角のエンドを使ってますが、10cm程度の物差しの端を使ってもいいですね。
こんな、細めの木小手は便利です。 付け高台でも、蓋物の蓋受けなどもこの様な先が少し丸みを帯びて、尖っているものがあると便利です。 これであれば、割り箸などを削って自作もできますね。

Youtube動画 高台作り作業 5分ビデオ

2番目の動画を先に作ったんですが、高画質の録画をしたため、かなり重たい動画になりました。 この動画は、高台作りの部分を2枚目の作品で撮影したものです。

たたらで作るお皿と高台の作り方 10分ビデオ

こちらのビデオは、たたらでの作業から、高台つくりまで載せてあります。 スマホなどで、アクセス要領などに制限があれば、上の動画の方がいいと思います。


たたらで作る レース文様 雲皿 Youtube 11月18日更新


本焼きが完了しました

Youtube動画と合わせて見てください。

これが、黒化粧土の作品です。 針先程の点々まで綺麗に出てます。 これほど完璧だと工業的な作品に見えるかも知れません
サイズ: 横 300mm 縦 220mm 厚み 5mm 重量 600㌘ 釉薬: 3号石灰透明
コメント: 黒化粧の発色がとても綺麗です。 縁も黒化粧土で塗ってあります。 これで全体がしまって見えます。 “たたらで作る レース文様 雲皿 Youtube 11月18日更新” の続きを読む


雲皿 作陶


昨日の本焼き作品で、皆さん良いねと気に入ってくれる作品は、次の写真にあるたたら作りのお皿です。pic_0175粘土を叩いて伸ばして適当に形を整えただけなんですが、いい雰囲気を持った作品です。 この作品でいいところをあげれば、まず、いつも不満を持つ、本焼きでの歪ですが、この作品はほとんど大きな歪がありません。 その理由は、作陶時に余り土をいじらなかった事と、乾燥時に濡れたタオルを掛けてゆっくりと乾燥させたためと考えてます。 部屋に裸で放置していると、どうしても、縁から乾燥が進みますので、中央部との乾燥での収縮の差が出て曲がりとなります。 25cmなどのお皿などは、この乾燥で、中央が盛りあがってきます。

もう一つの良いところは、レースで蚊帳目をつけたところで、織部の下に淡くでる、レースの文様がなんともいえません。そして最後に、縁を、天目で縁取ったところが全体にいい雰囲気を出してくれてます。もう少し、漆黒の色を出したいことと、天目はどうしても流れますのでもう一つメリハリが感じられません。

以上のようなポイントを生かしてもう一度、お皿を2点作って見ました。 cimg3132
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楽寿荘 陶芸教室作品 本焼き 飛びカンナ花器、フルーツボール Youtube


スライドショー+動画バージョンをアップしました。 作品の雰囲気がこの方が良く伝わりそうです。
一部誤字がありますが、このままで行きたいと思います(やほり(誤)→やはり(正))

明るさや、コントラストが自動補正されてますので、この方が作品が見易いと思います。手振れは補正してません。

楽寿荘陶芸教室での作品の本焼きがあがりました。 花瓶、フルーツボール、たたら作りの小物お皿5点の7点です。
この中で気に入っている作品は花瓶と、フルーツボールです。
cimg2963青の化粧土に飛びカンナを掛けた作品ですが、素焼きでは明るいブルーでしたが、3号透明を掛けて本焼きの後は紺色の少し暗い青に仕上がってます。 飛びカンナの文様もとっても綺麗です。 鶴首のところに少し、よじれた跡が見えます。 作陶の時にこの鶴首の部分で苦労しましたので、その名残があります。 重量 720グラム 高さ200mm

画像

以前に失敗したフルーツボールの再チャレンジです。 形状は、6辺の花弁のお皿に仕上がってます。 失敗作品は角が6箇所ありました。 基本的には同じ作法が作品ですが、角は邪魔になり、少々派手な感じになりmすので、張り合わせて角なしです。 釉薬は飴釉。 この種の作品によく似合う釉薬です。 明るい茶色で、しかもしたの印花の文様もしっかり出してくれてとっても透明感のある作品に仕上がります。
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織部の作品もそれなりにいいのですが、織部が少しくすみました。 この陶芸教室の織部は以前のものは少し明るい基調でよかったのですが、今回の釉薬は少々暗い感じで好きではありません。 下地の黒化粧の印花には余り合わないようです。 やはり、織部には白化粧土の方がよさそうです。

作品をスライドショーにして、Youtubeにアップしました。 このスライドショーでは作品のよさが余り伝わらないようで後ほど動画のバージョンも作って見ます。


たたら作り 長ざら 蚊帳文様 Youtube動画


少し大きめの長ざらを作って見ました。 技術的には、簡単な作品ですが、大き目のたたらの作品になると焼成で歪が出て曲がったり、縁が落ちて見たりして、汁漏れがしたりして、以外に難しい作品です。
この曲がりの原因は、①乾燥が早すぎると、縁から乾燥が進み、徐々に中央が乾燥して行き、これで、中央が出っ張ったりして曲がると思います。 ②たたらの締め方が弱いと、土が不均一となり、やはり曲がりの原因になります。 ③厚みが薄すぎてもやはり、歪が出ます。

これを克服するために、厚みは6mmとし、土を伸ばすとき、しっかり叩いて麺棒であらゆる方向から締めました。 最後は、日本タオル2枚で巻き、室内の暗い所において、徐々に乾燥させることにしました。
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